Amazon.co.jp ウィジェット ドヤ街「東京・山谷」 (2) あしたのジョー - 東京DEEP案内

高度経済成長とともに栄えた日雇い労働者の街は、身寄りのない高齢者だらけの「福祉の街」に替わりつつある。それは大阪・西成も、東京・山谷も変わらない。

山谷地区の中心にある「(財)城北労働者福祉センター」の建物の傍らでは、日銭を失った労働者のために炊き出しを行っている風景を見る事ができる。

このセンターは、西成で言う所の「あいりん労働福祉センター」みたいなもの。ただ山谷の場合は所轄が東京都ではなく都の出資する財団法人に委託されている形だ。

フェンスが火事の跡のように真っ黒焦げになってしまっている。
ずっとこの場所で炊き出しが行われていたのだろうという事が想像できる。
近所では労働者への散髪サービスも行われていた。
普通に道端で頭を剃っていた。まるで中国の下町で見かける朝の風景みたいだ。

もっとも人っ気があるのも城北労働福祉センターの周りだけで、一歩外れるとひたすら冴えない街並みが続いている。ご覧のように廃業した店舗がそのまま何年も放置されたままの建物が目立つ。

電柱の落書きが山谷クオリティ(笑)

そして労働者の街には立ち飲み居酒屋と酒の自動販売機は欠かせない。
酒は日雇いのオッサンの命の水。
そこらじゅうの道端で酒盛りを繰り広げている。

マンモス交番と呼ばれる「浅草警察署山谷地区交番」の筋を入っていくとアーケードつき商店街が現れる。その名も「いろは会商店街」。
下町の商店街というよりは活気を失った地方の商店街というような雰囲気すら漂わせている。

ただ普通の商店街とは違うのは、一日100円で使える福祉コインロッカーが設置されていたり

廃業した商店の跡がホームレスさんの生活拠点となってしまっていることだ。子供の姿も見ることがない街では駄菓子屋さんが生き残る術もないのか。いったいいつの時代のものかわからない、お子様向けのりものが放置状態だ。何のキャラクターなのかもわからない。

昼間っからこんな感じです。ええ。ええ。

かつては「あしたのジョー」にも描かれた有名な下町だったが、今となってはどこを歩き回ってもシャッター通りと化している。悲しい街やねん。

ところで、ここ山谷にも西成と同じく早朝開催される「どろぼう市」があるのだという。
どこで仕入れたかわからんような品物がどこの誰かもわからん店主が路上にずらりと並ぶ、闇市そのものの風景が、この山谷でも見ることができるのだ。

場所は「玉姫神社」に隣接する玉姫公園の周辺だということで、少し様子を見に行ったが、やはり早朝でなければ意味がなかった。
次回は頑張って早起きしよう。

帰り際に発見したのは全身蔦まみれのドヤ。意外に東京って自然が多いんです(笑)

そこから少し離れた所には都営住宅が立ち並んでいる。製靴業などを中心に小規模な街工場が多く、さながら西成で言う所の鶴見橋界隈の雰囲気だ。

しかし、都営住宅の傍らがこんな感じのスラムチックな状態になっているので治安上あまりよろしくなさそうなのは明らかだ。

一方で、南千住駅に近い明治通りを挟んだ北側では大規模な再開発が進んでいる。「ララテラス南千住」のような、えらい場違いなショッピングモールが出来たり、タワーマンションの建設ラッシュが起きていたり。

首都一極集中が起きている東京ならではの現象かも知れませんな。

参考リンク
山谷界隈
ふるさとの会
「200円の宿」発言で波紋 東京・山谷のいま

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