前ページに引き続き、上野の蛇屋「救命堂」をレポート。
とはいえ蛇を扱うのは仕事のうちなので、遠慮なくハブ料理をオーダーする。
おもむろにオッチャンはハブの入った寸胴鍋のようなケースを開け、中から生きたハブを鋏で取り出した。そして手馴れた様子でハブを〆る。
多分蛇が絶命するまでは命掛けの作業なんだと思うがオッチャンは意にも介さず話を続ける。やはり予想してた通りだが店はオッチャンの代で閉めるのだそうだ。息子さんがいるが全然跡継ぎする気もないそうで、それはもう時代の流れだからしょうがないと。
そして先ほど〆たハブの頭を下に持ち上げて、何やら搾り取っている。
生き血ドリンク
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ちなみに生き血には赤ワインを混ぜており大変飲みやすくなっております。。。
苦しくなったら冷水で中和させるのだ。
しかも生き血ドリンクはハブの生肝付きという超VIP仕様。噛み潰すと苦くてたまらんのでそのまま錠剤を飲み込む要領でゴックンしちゃえと言われた。言われるがままに飲んでしまったが寄生虫とか大丈夫なのかw
まあ今んとこは何もないけど。
下手な酒を飲むよりも喉の奥が熱くなるような感覚を覚えたが...
次に店主のオッチャンはハブの皮をベリベリはがし始めた。
ここだけ見ていると鰻を捌いているように見えなくもないが扱っているのは鰻ではなく蛇である。
そしてここでオッチャンの解説が入る。
「ハブは骨が剥がせないから、そのままこの機械で砕いてハンバーグにするんですよ」
ちなみにシマヘビの場合は骨が剥がせるのでこのような手間は要らないらしい。
下ごしらえの手間が入るので出来るまで結構時間が掛かった。
出来上がったのはハブのハンバーグ。
一匹まるごと料理しても出来上がる量はかなり少なくなる。
ご飯も一緒にあればいいと思ったのだが、この店は定食屋でもなんでもないのでご了承を。
ハンバーグの横にある肉はハブの肝である。
これを醤油と七味だけで食う訳だが、口に入れてみると意外に鶏肉に近い旨みがして結構食える事が分かる。ハブの場合骨を砕いてミンチにしているのでかなりゴリゴリ感が残っている。まあ鶏肉だと思えば食えるっちゃ食える。
我々は出された蛇料理をあっという間に平らげてしまい手持ち無沙汰になったのでまたしても店内に置かれている瓶などを物色しながらオッチャンにこれは何なのかと聞いて回る。
蛇酒の種類も結構色々あるのだがみんな「ボトルキープ」されているので飲む事はできない。残念無念である。
こちらもかなりグロテスクな蛇酒である。高麗人参に加えて、今までに捌いた蛇の頭は百匹くらい漬かっているのだとか。
こちらの白蛇様は年季の入り方が半端ではないのだが、そもそも酒ではなくホルマリンに漬かっている上に60年以上前に採取された蛇であると言っていた。
ここ「救命堂」も上野の地に店を構えてなんと100年なんだとか。かなりビビるよね。
最後に店主のオッチャンが見せてくれたのが「猿の頭の黒焼き」。これも「猿頭霜」と呼ばれる漢方薬の一種である。昔の人なら知っているのかも知れないが私にはさっぱりワケワカメな存在だった。
ともかくこの「救命堂」もあと3年すれば(2012年か?)店主のオッチャンは店じまいを宣言したいとおっしゃっていた。だから無くなる前に蛇料理を食いに行くべし。
ちなみに救命堂以外には上野松坂屋近くのマムシ専門店、それに蔵前にももう一軒別の蛇料理専門店があると言うことだ。興味があれば、ぜひ。





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