日本最大の元遊郭にして現在も東京最大のソープランド街「吉原」の街。周囲300メートル四方の土地は当時の街の性格をそのままに、今も約150店舗ものソープランドがひしめき、全国に吉原の名を轟かせている。
もう少し、この街を歩き回るとしよう
この街を男一人で歩いていると、あちらこちらから店のボーイに声を掛けられる。飛田の場合は「やり手ババア」が「お兄ちゃんお兄ちゃん、かわいい子おるで、素通りせんとってええな」などと下品に客寄せをしているが、吉原の「ボーイ」は一貫して紳士的に「お客さまいらっしゃいませ、今なら2万円でご案内できます」などと声掛けをしてくる。
表の道はボーイが至る所に立っているので、安全に写真を撮るのは至難の業なのだ。ボーイの声掛けの多さに辟易して裏手に回ってみたが、とても薄気味悪い。
あくまで住所は「台東区千束四丁目・三丁目」なのだが吉原の地区内にある掲示板には「江戸町1丁目」などと旧地名で書かれている。吉原には吉原なりの自治があると言いたげな感じにも見える。旧地名には頭に「新吉原」が付き、その後に江戸町、京町、角町、揚屋町と続く。
それにしても掲示板に書かれた落書きがやたらアウトローで笑える。
やたら喫茶店が多い街だなあと思っていると、どの店もやけにハートマークを多用しまくっていて気持ち悪いくらいなのだが、これが吉原で特徴的な「情報喫茶」である。
吉原周辺には30店舗以上あると言われている。
総じて店の名前もどこかしら胡散臭い。
500円だかの料金(飲み物代)を客が支払うと、女の子の写真と店を案内してもらえるというサービスである。気に入った嬢を見つけると店が車で送迎にやってきて、そのまま...といった感じで事が進む。
しかし最近は警察の指導が厳しいようで、先日では大手ソープランド「角えび」の店長が情報喫茶の無届け営業でお縄になっていたりと随分息苦しい状況になっているようである。(→詳細)
花街の裏手を歩いていると、噂の「角えび」の前に出てきた。
ずらりと並ぶ「コンパニオン募集」の看板。あくまで名目上はコンパニオン。客とコンパニオンの自由恋愛、店は一切関与してません、という建前でやってます。これは西も東も変わらない。
首都圏に幅広く展開しているソープランド角海老グループの本店と言えるべき吉原の店。先日大きなガサが入ったようで、そっち業界を代表するような店へのガサは特別な意味を込めてやっているのだろうか知らぬが、フリーセックスな左翼の方々が口々に石原慎太郎都政を憎む気持ちもこうした昨今の状況にあるのだろうか。
歌舞伎町あたりが「環境浄化」されてからは久しいが人の欲望の捌け口はその場から排除は出来ても街から全て無くす事はできないはずだ。
「角えび」の前のやけに不自然な広い空き地は吉原の将来を物語っているのか?
「おはぐろどぶ」の痕跡を残す階段だけがその場所に残っている。
吉原遊郭の外れに弁財天とお稲荷様を祀る「吉原神社」がある。吉原の歴史と共に存在した、古くから遊女からの信仰を集める神社の境内にあるのは「戦災無縁塔」。
関東大震災の犠牲者となった吉原の遊女を祀る慰霊碑も立てられている。その上には観音様の姿が。遊郭が造成されたときに出来た「弁天池」に多くの遊女が大火から逃れるように池に飛び込んだ挙句溺死したという。これはその霊を慰めるための碑である。
しかし現在では池と呼べるようなものは見当たらず、弁天池の跡があった事しか知る事ができない。
吉原神社のご祭神である「弁天様」は境内の奥に祀られているのだが...
行ってみるとお社全体が鉄柵に遮られて中を見る事が出来ないのだ。これはどういう事なのだろう。
弁天池の名残らしき小さな池は今でも弁天様の隅っこのほうに存在している。江戸の時代より秘められた遊郭の歴史。人々に忘れ去られてもなお、この池の名残のように形を留めている。





確かに、吉原にいるボーイの声賭けは、他の街と比べて紳士的ですね。
私は学生に間違われる風体ですが、それでも「お客さん」「お客様」と呼ばれます。
あの区画に入った瞬間、客扱いなんですね。
しかしながら、風俗店街然としたいかがわしい街並みは健在で、
最初に低姿勢で出てくるや○ざの如く危険な雰囲気を醸し出しています。
警察の指導が厳しく、寧ろ他の街よりも安全だと感じますが。
角海老が取り締まられて業界全体がピリピリしているみたいです。
あの界隈に夜間出かけた事はないので、次回試しに行ってみようと考えております。
ただ駅から遠いのでかなり行きづらいですね。あそこ。