大宮駅東口から駅前を南北に貫く「銀座通り」沿いに北上すると、大栄橋の高架を跨ぐトンネルの向こうに大宮の旧赤線街「北銀座通り」がある。ここまで来ると駅前の喧騒からは外れて、裏寂れた雰囲気が増してくる。
大栄橋の高架の壁に描かれた絵が逆に不気味さを醸し出す。というか、これは昔なつかし2ちゃんのアスキーアート「さいたま」の太陽か?
その不気味なガード下には「カレーハウス一番館」と書いているのに何故かやきとりの暖簾を掲げる意味不明ショップが存在する。某ココイチに訴えられそうなネーミングだが、そんなこと知った事ではないのか。もう何でもありのカオスであり、さすが埼玉のボス「大宮東口」は格が違う。
大栄橋の高架を跨いだ北側の宮町四丁目に入ると、ただでさえ場末感の強い大宮東口をさらに濃縮した雰囲気の商店街が現れる。中華料理屋など飲食店もあるがそのどれもが微妙に怪しげな作りをしている。
しばらく歩くと、いかにもという感じの怪しげなネオンサインが輝くソープ街が現れる。通りの街灯には「平和通商店会」とあるが、この一帯をひっくるめて「北銀座」という呼び方が浸透している。ある一画に風俗店ばかりが約20店舗ほどひしめいていてそこだけが異様な雰囲気だが、周囲には住宅地も普通にあるし、専門学校の建物まである。
「平和通」に沿って店が立ち並ぶ。さすが大宮という土地柄もあっていわゆる大衆店が多いそうだが、中には「大宮城」などというマジで城の形をしたバカ建築もあり失笑してしまう。ちゃんとした写真を収集できなかったのが残念。
少し奥へ入ると見るのも憚られるような恥ずかしい看板を掲げる店が次々現れる。その多くが看板にマットヘ○スなどと書かれているが大方登場する嬢の年齢層が高いと言われている。
やはりこういうジャンルでは絶対「看護婦」が出てくるよな(笑)
しかし怪しげな場所だと思ってうろうろしているとあっという間に一周してしまうのが大宮北銀座の特徴である。
その密集地帯から一軒だけ離れた場所に店がある。
表に「Since 1962」と書かれているだけあってかなりの老舗店舗であることをアピールしているが、1962年生まれの嬢に接客されるオチだったりしないだろうな。
だいたいの店が総額表示だが、古い店では「入浴料」のみ表示してあり、90分3000円などと書いている場所もある。やはり近くに「西川口」の存在があるからかして、街の規模の割にはそれほどでもない。
「埼玉県で一番稼げる店」などと書かれている募集看板。
昔から北銀座の界隈は赤線街として存在していたようだが、その名残りが今に続いているのは言うまでも無い。歴史を顧みると明治時代から埼玉県は群馬県とともに廃娼運動の盛んな土地で、表向きには「廃娼県」ということになっているが実情は違う。人が生きる限り欲望はあり需要は生まれる訳で。












