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小4男児死亡事件があった小学校の地元…足立区「青井」は一体どのような街なのか

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2016年4月14日、足立区の小学校で4年生の男子生徒がクラスメイトに頭や背中等を殴られるなどして意識不明の重体となり、一ヶ月後の5月25日に死亡したという事件が起き「また足立区か」「小4で殺人なんてさすが足立区」と話題になった事があったが、同じ4月14日夜に発生した熊本地震に掻き消され、事件報道は殆ど成されなかった。

足立区 青井

全くと言っていい程に報道が無かった事件だが、小学校の関係者やご近所さんがツイッターでペラペラと呟いたりするものだからインターネット上では騒動がくすぶり続け、すっかり足立区青井にある「青井小学校」である事が判明している。という訳でやってきました、つくばエクスプレス青井駅。看板は赤いのに青井駅。

足立区 青井

青井駅はつくばエクスプレス沿線で両隣の北千住・六町と並ぶ足立区内の三駅のうちの一つ。秋葉原から各停で約13分と交通便も良く、徒歩圏内に東武伊勢崎線五反野駅と地下鉄千代田線綾瀬駅、北綾瀬駅もある。青井駅は2005年の開業からじわじわと乗車人員を増やしているが、改札前に立つとひと気も少なく、活気は感じられない。

足立区の犯罪抑止PRキャラ「ビュー坊」をよろしくね

足立区 青井

青井駅の地上出口へ続く階段には足立区オリジナルのご当地キャラらしい「ビュー坊」のイラストが。バラの花が描かれているのは青井界隈にバラ園がある事に由来しているのだが、ビュー坊は足立区が独自で推進している「ビューティフル・ウインドウズ運動」をPRするキャラクター。

足立区

それは犯罪多発地域において言われるアメリカ発祥の「ブロークン・ウインドウ(割れ窓)理論」の言い換えである。つまり足立区は本当に治安が悪いのでみんなでどうにかしましょうという目的のイメージキャラなのだ。さすが足立区だ。

足立区 青井

そんなビュー坊が見守る安全安心の足立区(大嘘)ですが、とりあえず地上出口を上がってみるも、駅前は都営住宅に囲まれているばかりでちっとも駅前らしい賑やかさがない。

足立区 青井

目の前でさっきから本を読みながらふらふら歩いているお兄さんがいるが、何の本を読んでいるのか横から覗き込んだら、街中で広げちゃいけないタイプのド変態イラストポーズ集でした。薪を背負いながら道中読書に勤しんでいた昔の二宮金次郎ならまだしも、ここは足立区だもの。しょうがない。

綾瀬コンクリ殺人事件現場がすぐ隣にある街

足立区 青井

そんなムッツリスケベなお兄さんの後を付くように駅前の路地に入るとそこには都営青井三丁目第二アパート。此処も含めて駅周辺一帯が既に都営住宅密集地域になっている。この団地の東側はすぐ首都高6号三郷線の高架が頭上を走る綾瀬川が流れ、その東側はかつてコンクリ殺人事件の凄惨な現場となった主犯の自宅があった足立区綾瀬7丁目にも近い。

足立区 青井

都営住宅の南側、駅から割と近い場所に小4死亡事件が起きたという青井小学校の校舎がそびえている。全校生徒数は約350人、見た目には何の変哲もない普通の小学校でしかない。しかし今回の事件の舞台になった事でこの学校に子供を通わせる保護者の間では計り知れない動揺が広がっている。

足立区 青井

逆に都営住宅の西側に出ると、足立区青井の名所らしい「青和ばら公園」の敷地が広がっている。バラのシーズンには少し早かったようで、園内は造園業者のドカチン兄貴が沢山いました。しかし他所から来るほど規模も大きくないし、本当に地元民の溜まり場にしかならない場所だな。

足立区 青井

青和ばら公園付近に多数掲示されている「犬のふん放置禁止」の警告看板。足立区の犬糞看板はうんこが擬人化されて手足が付いているところが特徴。オッサン世代にはDr.スランプアラレちゃんを思い出す事請け合い。

青井で一番の商店街らしい「青井兵和通り」は朝市が有名

足立区 青井

青井駅前から北に100メートル程行くと、青井地区で一番の商店街らしい「青井兵和通り商店街」の入口が現れる。「平和」じゃなくて「兵和」と書くのは何の意味があっての事なのか定かではないが、入口にはこんな立派なアーチ看板もそびえている。

足立区 青井

青井兵和通りは全長400メートル程の商店街だが、普段やってきてもそれほど賑わっている感じはしない。つくばエクスプレス開業前は陸の孤島状態だった訳だしもっと賑やかだったのかなあと想像するのだが…

足立区 青井

しかしこの商店街、月に1度、毎月第四日曜日の早朝時間帯に足立区名物とされる「朝市」が開催されて、この時ばかりが近所中から多くの買い物客が殺到して束の間の賑わいを見せる事で有名らしい。

足立区 青井

商店街に連なるどれも老舗の生鮮食料品店が気合を入れて出血大セールを実施したり朝7時から焼きそば一皿100円で大放出していたり、そんな朝っぱらから焼きそばなんか食えるかいと思う訳ですが、炭水化物ドカ食い上等な肉体労働者が多い足立区なら全然OKなのです。

足立区 青井

朝市の時には店の前に大勢の人だかりが出来るらしい、お肉とお惣菜の店「米久」もまた足立区の下町らしい風情を見せております。共働き家庭が多いと惣菜屋もそりゃ流行る訳でして、青井近辺で暮らすなら外せない店の一つである。

足立区 青井

しかし一方でとっくに廃業して下ろしたままのシャッターをボロボロに錆びさせたまま放置プレイをかまされている八百屋やら何やらも多いのが特徴的。軒並み政党ポスター掲示板と化しております。そりゃ足立区住みならみんな車で買い物に行きますしね…

足立区 青井

看板に描かれているのが何のイラストか分からなくなっているゲロ渋過ぎる佇まいのおもちゃ屋「浅野商店」もいつ頃から店を辞めてしまったんでしょう。おもちゃと一緒にタバコを売るという感覚がザ・昭和って感じですが、これは現役で開いてた時の店の様子が見たかったパターンですね。

足立区 青井

そんな青井兵和通り、途中の路地を入るとこれまた渋い佇まいの銭湯「よつや浴場」が現れる。昼間っからチャリンコが大量に玄関前に置かれていて、さぞかし賑わっているようだ。青井駅周辺にはあと「太平湯」「若松湯」といった銭湯が現役で営業している。

足立区 青井

商店街沿いのゴミ集積場には中国語・韓国語併記の注意書きもある。どこぞの竹ノ塚のように中国韓国ニダアルヨといった感じの店はあまり目立って存在しない感のある足立区だが、ここ青井のようなマイナーゾーンでもやはりコンスタントに外国人住民が多いのには例外はない模様。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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