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【多摩川と在日】川崎は誰もが知ってるのに、ここは誰も知らない「調布多摩川コリアタウン」という場所

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三河島に西新井、新大久保に枝川、川崎の戸手や桜本や池上町、横浜の福富町…これまで首都圏各地のコリアタウンと呼ばれる場所を数々巡ってきた当取材班も、最近までうっかり見過ごしていた場所がある。それは多摩川の河口の街、川崎市川崎区から28キロ上流に遡ったところにある「調布市多摩川」という土地だ。

著名なコリアタウンである川崎市幸区戸手四丁目の多摩川河川敷不法占拠バラック村からも相当離れた多摩川中流部にあるこの土地も、かつて戸手と同じように関東大震災後に多摩川の砂利採取事業の労働力として集まった在日朝鮮人の飯場があり、戦後にコリアタウンとして残ることになった。

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なぜ調布多摩川コリアタウンは今まで見過ごされてきたのか

多摩川河口から28キロ地点の、多摩川原橋を中心とする川沿い一帯をグーグルマップで確認すると、いかにも在日な苗字の方々が経営する建設会社やスクラップ工場やキムチ屋などがあり、確かにフラグが立ちまくりである。これは間違いなくビンゴである。多摩川の下流部ばかり見ていて中流部は全然見てませんでしたね…

しかし有名な川崎のコリアタウンとは違いこの場所はネット上でいくら調べても、当サイトに勝手な対抗心を燃やして真似して行ってみました的な方々のレポート系の記事がさっぱり出てこない。そんなに誰も行かないのなら、我々東京DEEP案内取材班が行ってみようではないか。

京王多摩川駅で下車→多摩川原橋まで歩く

調布多摩川コリアタウンの旅の始まりは、京王相模原線「京王多摩川駅」から。調布駅で橋本方面に分岐する枝線の最初の駅であるが、今のように稲城や多摩センター、橋本まで延伸されたのは昭和40年代以降のことである。それまではこの京王多摩川駅が終点で、そもそもこの枝線自体も多摩川の砂利を運搬するために作られた路線なのだ。

京王多摩川駅前から多摩川原橋方向に向かうために都道19号線鶴川街道に入る。下石原バス停前には「巴山興業調布リサイクルセンター」があり、ここではガラ・残土といったものを受け入れている。巴山(ともやま、はやま、くれやま等読みは複数ある)という苗字は日本国内に数えるほどしか居ない珍名さんですが…

その向かいにあるのは自動車解体業の「金山商店」。ここまで来ると分かる人には分かるだろう。既に調布多摩川コリアタウンのエリアに入っている。

通りに面して巨大広告看板を置いているのは鉄スクラップ現金買入「金沢商店」のものである。巴山、金山、金沢…など非常に分かりやすいお名前ばかりでむしろ清々しいです。

次いで目にしたのは廃れた佇まいの飲食店兼アパート的な二階建ての木造建築物だ。ここの一階部分が飲食店やスナックなどになっているが、左側に「焼肉居酒屋ふる里」という店がある。しかし見たところ営業している様子はない。

以前は昼営業もしていた模様で店舗の横にはこのような看板もある。ティンジャンチゲ、石焼ビビンバ、冷麺、参鶏湯、チヂミにホルモン焼と在日の皆様には懐かしの故郷の味を思い起こさせる料理の数々。ちなみにこの裏手に多摩苑、京王多摩川駅近くにも明月苑という焼肉屋がある。

調布多摩川リバーサイドでリアルパッチギワールド

鶴川街道の多摩川原橋のたもとまでやってきた。橋のたもとに建つ巴山建設社員寮。ここは先に触れた巴山興業の系列会社らしい。ここで多摩川を渡ると対岸は稲城市の矢野口となるが、そのすぐ隣が川崎市多摩区菅地区になる。多摩川に沿って川崎市を東西に縦貫するJR南武線はこんなところまでずっと同じ川崎市内なのである。

ところでDQN地域で高確率で軽自動車の後ろにステッカーが貼ってあることが多い歌手の矢沢永吉も帰化した在日コリアンで元の苗字が「趙」、通名が「巴山」という噂がネット上で出回っているが、一方では事実無根のデマであるとも。さあどっちなんでしょう。

多摩川原橋から上流側を見ると、多摩川堤通りと土手道越しに調布多摩川コリアタウンの真打ちとも言えるスクラップ工場やキムチ屋などの商店が連なっていることが一目瞭然で把握できる。その向こうには「コスモ・ザ・パークス調布多摩川」という場違いに豪華な大型マンションがそびえている。

多摩川の土手道に沿ってリバーサイドな街並みを眺めることにしよう。金光土木という現場仕事の事務所がまず見える。仕事で出た廃材を集めて整理中のいかつい格好の従業員がお勤めされております。昔も今も変わらない「パッチギ!」的世界観がリアルに生きる調布市多摩川の2017年の風景です。

次いで現れる一際大きな建物が金属リサイクル業の金沢商店。河川敷側から見るとかなり目立って見える。対岸の稲城市側からもよく見えるはずだろう。ちなみに背後に見えるゴルフの打ちっぱなしのネットは「東宝調布スポーツパーク」のもの。旧東宝中央映画撮影所である。

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今も角川大映スタジオや日活撮影所などの映画スタジオが多摩川沿いに点在し「映画の街調布」と呼ばれる所以。井筒監督の「パッチギ!」第三弾をやるとしたら映画スタジオもある調布多摩川が丁度いいんじゃないですかねえ。(ちなみにパッチギ!二作目の舞台は江東区枝川だった)

今度は道すがらリバーサイドな葬儀屋を発見。ファイナルノートブック、これからの終活。やっぱり死後のことも考えないと駄目ですか。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。
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