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東京DEEP的秋葉原ヲチ (5) 劇場化する街<後編>

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マスメディアの功罪の一つとして、街そのものがメディアのアナウンス効果によって煽動された通りの街に変貌していくという病理現象を見る事ができる。
それはメディアが一極集中する東京という一地域全体にも言える事だが、若者が集まる渋谷、おばあちゃんが集まる巣鴨、サラリーマンが集まる新橋、オタクが集まる秋葉原というようにパターン化された報道が繰り返された結果、街の特徴が増幅されたという側面も否めない。
こうした現象は大阪の道頓堀・新世界を除けば他地方であまり見る事のないものだ。
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街の「劇場化現象」が最も顕著に進んでいるのがここ秋葉原であり、ケンタッキーのカーネルサンダースまでメイド姿に化けている異常事態。アキバはヤバイ街だぜ。


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アキバと言えばメイドというほどお馴染みになってしまった訳だが「アキバのメイドカフェ」で代表的なのが、アットホームカフェ。(→詳細
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メイドカフェそのものは秋葉原周辺では2002年頃に現れたと見られている。メイドカフェ出現の予兆としてエロ格ゲー「ヴァリアブル・ジオ」に代表されるファミレスチェーン店のウェイトレスの制服に萌えるヲタ文化があったなどと言われているが、やがてそれをウリにした店舗がコスプレ喫茶として生まれ、その後ウェイトレスの制服からメイド服へと変貌したようだ。
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メイドカフェに留まらずメイドリフレ、ひざまくら耳かきなどの癒し系に特化した店も増え始め各々進化しているようだが、中には摘発された「耳かき一発」のような暴走ぶりを見せる業者もあり相当カオスな事情がある。
この手の店は競争も激しいようで、1年経つとどこにどんな店があったか分からなくなるくらい店の入れ替わりが激しいのも特徴。
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アキバに寄ったら冥土の土産ならぬメイドの土産などもある。どれもまんべんなくパッケージが恥ずかしいのが特徴だ。
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メイドの土産が恥ずかしければ2ちゃんねるグッズを買って帰るのも一つの手であるがこっちはこっちで別の意味で恥ずかしい罠。あんなアングラ掲示板が存在して大丈夫かと「常識の感覚」で疑っていた頃が懐かしい。かれこれ10年間存在し続けている。
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同じ右翼のビラでもアキバに貼られるビラはやっぱり変。TBSの筑紫哲也氏も鬼籍に入ってしまったわけだがNEWS23のお花畑思想は今に引き継がれている。それにしてもなぜ「蘇民祭報道」で噛み付いてるのか(笑)
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中央通り沿いには、中国産食品報道が相次いだ2008年初旬に出来た「ダンボール肉まん」の期間限定店舗があったが現在は違う店になっている。
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流行の移り変わりで激しく店の外観も変わるので、あと半年もすれば「俺達の麻生太郎」の姿も消えるかも知れない(笑)
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さすが秋葉原、ガンダムヲタ歓喜のバーまである。ZEON軍は赤基調で大人向け、連邦軍は青基調でカジュアルな雰囲気の店のようだ。私は非ガンヲタなので入店したことがありません。
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「故郷アキバ」(笑)
10年一昔というが現在の秋葉原は街全体がオタクと共に生きていく事を決心したかのような素振りを見せている。あの忌まわしい無差別殺傷事件を乗り越えてこの街はどう変わっていくのだろう。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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