創価学園も朝鮮大学校もある!超絶文教地区小平市「鷹の台」が熱い

小平市

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通学中の学生の往来が耐えない玉川上水脇の遊歩道をそのまままっすぐ行くと、ある意味日本最強の文教地区へと続くアンダーグラウンドゾーンへ至る。道行く学生はみんなフツーに見えるのに…

そのまま遊歩道を800メートルほど進むと右手の土地が開ける。一般の通行者を遮る行き止まりの看板が掛けられているその向こうにあるのは…

日本における朝鮮学校の最高教育機関「朝鮮大学校」のキャンパスなのである。大学と言う割には学生の姿が殆ど居らず異様な雰囲気を見せる。奥に見える校舎にはハングルで何か書かれているが場所が遠すぎて読めない。

朝鮮大学校の校門に掛かる看板。出身者には川崎フロンターレ在籍で北朝鮮代表サッカー選手の鄭大世などがいる。

学生の出入りがあまり無いので変だと思っていたのだが、どうやら朝鮮大学校は全寮制を取っているらしく、殆どの学生が学内にある学生寮で生活をしているのだ。だからか知らんがキャンパスの東側一帯が学生寮の建物ばかりになっていて、ベランダから洗濯物を干したりしているのが見える。

玉川上水を出て武蔵野美術大学へ続く道沿いにも朝鮮大学校の学生寮が見える。

武蔵野美術大学の敷地に隣接しているためどこが大学の境界線なのか表からは分かりづらいが、建物を見れば古びてくすんだコンクリートの色で見分けが付く。

「北」に所属する在日コリアンの最高学府であるという特殊事情があるゆえ、学生寮には日本全国から集まった学生が住んでいる。一部に「南」国籍の在日コリアンや日本国籍者も混じっているらしいが詳細は分からない。

他の朝鮮学校同様、北朝鮮本国から支援を受けて経営されており、学長は北朝鮮代議員に選出されている。

再び、自然渓谷のような玉川上水を跨いで南側へ。

そこには朝鮮大学校のグラウンドがある。ちょうどサッカーの試合が行われている最中だったが、そこでは選手の掛け声が日本語ではなかった。

この敷地に北朝鮮政府が唯一公認している芸術団体「金剛山歌劇団」の本拠地がある。

金剛山歌劇団はオペラ・アンサンブル・民族舞踊などを主に日本全国各地で公演を行っている。そこにあるリアル北朝鮮は我々が見聞しているトンデモネタ国家像とどういう違いがあるのだろうか。政治的スタンスは抜きにして、一度見てみたい気はする。

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