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京急線アーカイブ line_keikyu

京急線DEEP案内マップ

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何かと上品なイメージで語られる事が多い「横浜」の存在だが、ごく一部のみなとみらい辺りを除けば大部分は山だらけの郊外のド田舎でしかなく実際にそこで暮らしている住民にとって、その現実は他所から見たイメージとは乖離している。

まさにそういった横浜の田舎臭い現実を突きつけられる実にイモ臭い風景を拝む事ができる場所が横浜駅近くにある。

それが横浜駅西口、正確には「みなみ西口」「相鉄口」と呼ばれる駅前に広がる繁華街である。目の前にあるのは相模鉄道横浜駅の改札口で、その上は相鉄グループの商業施設「相鉄ジョイナス」がある。

横浜駅を起点とする相鉄線は首都圏唯一、東京都心を走らない独立系私鉄であり、横浜駅からさらに郊外の二俣川、大和、海老名、湘南台へと伸びる。

同じ神奈川でも、埼玉や足立に引けを取らないDQNの巣窟で人外魔境とも言われる相模地方から横浜に出る為の通勤の足だ。

新子安駅と子安駅の間あたり、第一京浜の南側一帯に子安浜という場所がある。そこには未だに昔ながらの漁港の風情がそのまま残る凄まじい景色が広がっているという話を聞いてやってきた。

新子安駅前の高層マンションを背に、目の前に広がるのは岸壁に沿って築かれたバラック家屋と水上建築群。まるで東南アジアの発展途上国のそれを彷彿とさせる、容赦ない光景だ。これが「子安浜」。バリバリ現役の漁港である。

横浜市神奈川区、新子安駅近くに奇妙な寺があるという話を聞きつけてやってきた。その名は遍照院という寺であるが、寺の境内のど真ん中を鉄道が走っていて、しっかり踏切も用意されているという。「踏切寺」として鉄道マニア、寺マニアの注目を集める。

JR、京急の新子安駅から第一京浜に沿って東へ5分程歩いた場所にその寺はある。周りはしなびた下町でしかないが、ひっきりなしにJRと京急の電車が走る交通の要衝。確かに見てみると寺の門前に唐突に踏切があってシュール。

生麦事件」と言えば、横浜開港の歴史の中でも強烈に残る、近代日本最初の国際問題だった訳だが、その事件現場の地には「生麦事件発生現場」が記された看板が建っている。

生麦事件は文久2年、1862年の話。横浜から川崎大師に向かう途中、東海道で騎馬を楽しんでいたイギリス人の集団が、通りがかった薩摩藩の大名行列を何のことか分からずに馬から降りなかった為に斬り殺されたという事件。友人の伝手で観光目的で来日していた上海のイギリス人商人・リチャードソンがここで斬られたのだ。

東京と横浜の間にある京浜工業地帯。もっぱら工業都市といったイメージでしか捉えられず、どちらかと言えば見捨てられたような感すら漂う寂寥感たっぷりのエリア。
しかしそんな場所にこそ知られざる都市の一面が隠されているのだ。

我々は再度JR鶴見線に乗り、国道駅で降りた。戦前から残るガード下の光景は鉄道遺産と呼べるべきものであるが、そこを出ると「生麦」の町が広がる。生麦事件は歴史の授業では馴染み深い出来事であるが、その地が今も当時の漁港の名残りを留める魚市場が生き続けている事は、あまり知られてはいない。

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