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町田の暗黒街は南口にあり!消えた駅裏私娼街「田んぼ」の痕跡を求めて

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新宿駅から小田急線の快速急行で片道30分、横浜駅から横浜線で35分、東京と神奈川の都県境に挟まれながら発展してきた衛星都市「町田」の中でも、中心繁華街から線路で分断された町田駅南口は長らく発展から取り残され、いかがわしい歓楽街として街に暗い影を落としてきた。

町田市 町田

そんな町田駅南口に出るにはJR横浜線の改札前を横切って来なければならない。確かに街が分断された形になっていて不便極まりない。駅前にまともな商業施設はヨドバシカメラくらいしかないという所もキテますね…

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そして駅前を流れるのは東京と神奈川のほぼ都県境上を流れる「境川」。この川を渡れば住所は東京都町田市ではなく神奈川県相模原市南区上鶴間本町となるのだが、駅周辺は都県境が境川を超えて駅側に飛び出している。

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そして神奈川県側に入ると急激に街並みがゲスっぽくなってきて非常に分かりやすい構造になっている訳だ。パチンコ屋かこういう店ばかりしか見当たらない訳だが、当然ながら風紀も悪く、夜ともなると歩行者の半数以上はヤンキーかチンピラしか居ない。

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それに加えて、何故か神奈川県側にばかり集中しているラブの付くホテル街。この場所だけでも8軒ものいかがわしいお宿が密集しておりさながらプチ鶯谷とも言える光景を作り出している。ここがどういう人が集まる街なのか、もういちいち説明しなくとも分かりますよね。

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「田んぼ」と呼ばれていたこの一帯の歴史は、その名の通りまだ田んぼしか無かった駅裏地帯に戦後破綻した澱粉工場の跡地に昭和34(1959)年に出来た「東新楽天地」という特殊飲食街に始まる。北口の繁華街とは隔てられた空間でまさに「駅裏」らしい独自の発展を遂げてきた。80年代までには境川沿いにホテル街も形成され、ほぼ現在の形に収まっている。

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それに横浜線町田駅が今の場所にあるのは再開発事業があった昭和55(1980)年以降の事で、それ以前は東に300メートル程離れた町田ターミナルプラザ付近にあった「原町田駅」が前身となる。つまり「田んぼ」が出来た当初は駅裏でも何でもなく、本当に田んぼのど真ん中にあった盛り場でしか無かったのだ。

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で、今でも境川沿いのホテル街を歩くと至る所に目につくこの看板。「売春は違法行為です」。中国語併記なので、あっち方面の外国人が多いんでしょうねえ。

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「ホテルKOJO」さんを利用すると世界の子供にワクチン約一本分が寄付されるそうですよ。ボランティア精神に溢れたラブラブカポーの皆様方如何でしょうか。ところで「いのちの万灯会」とは何なのでしょう。

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さらにはこんな「これ見よがし」な看板まである始末。どれだけ風紀が悪いねんこの界隈は。

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国土地理院の空中写真(1975年)を参考に当時の「田んぼ」とホテル街の場所を色付けしてみるとこの通りとなる。かつての特飲街はラポール千寿閣、町田ボウリングセンターのすぐ北側一帯にあった事が分かる。

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昭和40(1965)年から町田駅南口に鎮座する老舗ボウリング場「町田ボウリングセンター」。隣接するホテルラポール千寿閣と共に、町田駅南口に数少ない商業施設として歴史を刻んでいる。ラポール千寿閣は結婚式場も兼ね備えた一般利用者も非常に多いホテルとなっている場所だが、町田駅南口からそこに至るまでの道すがらに「田んぼ」があった訳だ。

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90年代後半には横浜の黄金町、川崎の堀之内と並ぶ外国人女性だらけの無法地帯となり、1998年には83軒もの違法営業店が密集していたという。1999年に警察の捜査本部が置かれ集中取り締まりが行われた結果、店舗は2005年までに全て壊滅。しばらくはプレハブ小屋の特殊飲食店が軒を連ねていたが、現在は解体され全てコインパーキング等に変わっている。

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同時期には町田の人口増加による住宅需要が駅裏のこの一帯にも及び、新築マンションがいかがわしい歓楽街を取り囲むように続々建設された。住民の増加によって違法風俗街の排除に向けた動きに一気に拍車が掛かった形なのだろう。

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今でも「田んぼ」跡には警察官が常駐する「さがみはら安全安心ステーション」(相模原南警察署 町田駅南口臨時警備出張所)のプレハブ小屋が建っている。いくら私娼街が無くなっても風紀の悪さは変わらないし、こんな場所のマンションなんぞ駅近であっても到底買って住もうとは思いませんがね…ましてやファミリーならば絶対に住まない方が良い。

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試しに夜9時くらいにこの界隈を通り掛かると、私娼街はとっくに壊滅したにも関わらずホテルの前で中国人のババアが2~3人、ウンコ座りをしながらタバコをふかしてヤンキーの如くたむろしている姿が見られた。やはり暗黒街はどう転んでも暗黒街のままなのだ…

暴力団の街町田!忘れちゃいけない「町田市立てこもり事件」

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そしてこの町田駅南口で起きた凶悪事件として忘れてはならないのが2007年4月20日に起きた「町田市立てこもり事件」。暴力団員の男が町田駅南口の「田んぼ」付近のファミリーマート前の路上で白昼堂々、対立する暴力団員を拳銃で射殺、そのまま町田駅南口から徒歩10分の場所にある金森一丁目の都営住宅(自宅)に立てこもり、説得する警察官やパトカーに向けて発砲しまくり付近は騒然となった。

そもそも町田という土地自体、近年取り締まりが厳しくなった歌舞伎町から追い出されたヤクザが集まるような街となっているし、1992年にもシャブ中の暴力団員が一般市民を人質にした立てこもり事件が起きている。それだけ暴力団関係者との因縁深い土地でもあるのだ。

我々も首都圏の様々な悪所に足を運んだが、成人式帰りの腐れDQNヤンキーにすれ違いざまに暴言を吐かれたのはこの土地だけだ。暴力団予備軍みたいなもんでしょうね。まともな街とは思えない。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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