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【店舗移転】町田市野津田町の至宝・三色旗はためくバラック酒場「春見の焼鳥」 (全2ページ)

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東京都の南の外れに飛び出た町田市のまた外れ、野津田町という何の特徴もない田舎を走る都道57号線。小田急線鶴川駅と相模原市淵野辺との間を東西に走る道を進むと、突如として道端に怪しげなバラック建ての酒場が現れる。

それは一軒の古びた焼鳥居酒屋である。その名も「春見」。

比較的交通量が多い片側一車線の都道の傍らに立ち尽くすその酒場の存在は周囲の退屈な郊外の風景の中にただ一点のみ異様な風貌を見せている。

しかも店の屋根には簡素なトタン葺きの屋根を持つ小屋には見合わぬ程ご立派なトリコロールカラーの三色旗が堂々と掲げられていたのだ。そうかそうか!

もうどこから見てもバリバリ学会員ですと言わんばかりの三色旗に加えて大量の公明党ポスターが店構えの異様さに一層拍車を掛けている。年齢層に加えて思想信条でもかなり客の好みが分かれそうな店である事は間違いない。

しかも店構えのボロさに反して気合いの入り方が半端なく、人間革命ならぬ「焼鳥革命」のお題目を掲げ、自信たっぷりの様子。プロも驚く究極の味。一体どれだけのものなのか、気になってしょうがない。

さらに店の玄関上には「氷のグラスで生ビール ドブ」と手書きで描かれた看板が…生ビールはともかく「ドブ」は何の意味ですか?どぶろく?

店の外周に張り巡らされたブルートタンに貼り付けられた大量の手書き看板が存在感を増している。もはやただの焼鳥屋には見えない訳だが、焼鳥だけに留まらず丼ものやもつ煮込み、もつ鍋、ジャンボ餃子だの何だの扱っている品目は場末の酒場にしては多彩である。

丼ものの種類も豊富そう。とり丼、もつ丼、たん丼、はつ丼、しらす丼と来たもんだ。しらす丼だけが何故か仲間外れであるが味噌汁付きで500円という良心価格。胃腸の具合が悪い時にはうどんも選べる。

しまいにはこんな看板まで…

「当店のもつ鍋よりも美味しいもつ鍋がありましたら教えて下さい 研究生」

これ以上ない程に料理への自信を伺わせる看板が目立つ。研究生って所がお茶目ですね(笑)

自信たっぷりの手書き看板の数々は店主が作ったものだろうか、丁寧かつ達筆なり。昼休憩を挟んで午前11時から午後11時までと、場末の酒場にしては比較的ロングタイム営業である。

店の脇を見ると勝手口に自販機が置かれていて、学校生徒が目の前の道を行き来している。坂の上には複数の学校があり、都立野津田高校、野津田養護学校、日本聾話学校、さらにキリスト教系の農村伝道神学校と実に多彩。ここから燦然とはためく三色旗が真正面から見られる。

郊外らしく非常に狭い都道脇の歩道をヨタヨタ歩きながら店の玄関先に近づく…しかし…

肝心の店が「日曜定休日」だったという間抜けな事態に遭遇してしまった。食べログやらホットペッパーやらに出てるような今どきな店じゃないですからね。定休日がいつだなんて確認してませんでしたよ。よって再度出直しする事に。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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