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マッドシティと呼ばないで 常磐線「松戸」を歩く (2)

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JR松戸駅西口の西側、駅前あたりで江戸川と並行しつつ春雨橋で流山街道を横切って矢切方面に流れて行く坂川という小さな川がある。この川沿いの街並みがレトロかつオンボロ具合が素敵で良いというので、少し散策する事にした。
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松戸神社の前から坂川を南へ下っていく事にする。駅前の雑多な繁華街からはさほど離れてはいないが、閑静な古い住宅街といった風情で非常に大人しい街並みだ。


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しばらく坂川沿いに歩くと松龍寺という古い寺の山門が東側に見えてくる。参道の石畳も古めかしくて風情がある。徳川の葵紋がついた薬医門は江戸時代から今まで焼失を免れて現存する市内最古の山門。
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松龍寺境内。この界隈は江戸時代に松戸城があった場所で、徳川将軍が鹿狩りの際に休憩を取ったりもしていたらしい。
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山門から真正面にずらりと石畳が続いている。半ば住宅開発が進んで所々風情が失われてはいるが、やたらオンボロな一軒家も残っていたりしてなかなか趣き深い。
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坂川と江戸川の間を走る流山街道に出ると、ここも没個性的なマンションや一軒家が増え始めているとはいえ、まだまだ古い商店の建物が残っている。その多くはシャッターを閉めたままだが。
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完全に店じまいしてから数十年は経っていそうな古い生花店の店舗跡を見る。いつぞやにボヤ騒ぎでもあったのだろうかと思うような不自然に焼け縮れた看板。
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流山街道の角町交差点から右に折れるとさらに葛飾橋へ真っ直ぐ道が続いている。この道沿いもかなり古い街並みが残っていて面白い。
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車道脇から坂川を跨ぐ古いボロ橋が架かっていた。昔の仕様なので年季の入った黒ずんだコンクリート製の欄干はやたら低く、自転車で誤って転んだらそのまんま川まで転落しそうな勢いだ。坂川沿いではこの界隈の風景が特に素敵だ。
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川沿いギリギリに家々が立ち並ぶ風景に萌え。家並みも総じて古くトタン葺きの商店ばかりである。この先、葛飾橋のあたりまでほったらかし気味の街並みが続いている。
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道路側に表を向いた看板建築風味の商店群。白黒写真にして昭和30年代の松戸ですと嘘をついても多分バレないだろう。
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今度は橋から下流側の家並み。こちらもなかなか見応えのある煤けっぷりである。
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そして橋の袂には戦前建築かと思うような板葺き二階建て民家も一軒残っている。松戸の町外れで見た、素朴な昭和の風景。

これでいいのか千葉県東葛エリア (地域批評シリーズ日本の特別地域 14)
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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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