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家じゅう文字だらけの電波張り紙で覆われた禍々しい家…「羽田大鳥居電波住宅」 (全2ページ)

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※注意:この電波住宅レポートは2008年~2011年までに取材されたもので、当該物件は2011年9月に解体されて現存しません。当サイトの「電波住宅」シリーズの発端となった記念すべきレポートのため、そのままの状態で公開を続けているものです。ご了承下さい。

日本各地には「電波住宅」と呼ぶべき物件が点在している。それは住宅の主である住人が執念や強迫観念といった何かの「念」に囚われて、自ずと自宅の周囲や外壁に大量の文字が書かれた貼り紙を貼りつけたり、けばけばしい色使いのペンキを塗りつける等の行為、または周辺住民への威嚇を目的として装飾を繰り返したりする事で、家全体がとんでもない事になってしまったケースを言う。

その姿は、見るものによっては単に禍々しい印象でしかなかったり、人によっては芸術の極みであるとも捉えられる、実に奥の深いものなのである。

たまたまストリートビューで発見してしまった凄い家が、大田区東糀谷の住宅地の一角にあった。

工事中で騒々しい京急蒲田駅から空港線に乗り換えて、大鳥居駅を降りる。駅前にはゲームメーカーで有名なセガの本社があったりするが、それ以外はさほど特徴のない街だ。駅を降りて北側にある何の変哲もない住宅街に、その物件はそびえている。

見るからに異様である。おびただしい落書き、そして、まるで忌々しいものから身を守るか、魔除けのように貼り付けられている、大量の張り紙。

民家を横から見た図。「爆投少年」って書いているのが見えます。ちょっと聞きなれない日本語ですが大丈夫でしょうか。すでに大丈夫じゃなさそうです。

民家の主が所有する土地は意外に広い。右側の塀から順番に眺めていこう。

ご丁寧に、張り紙を出し始めた日まで丁寧に解説しているのだが、びっしり書かれた読みづらい文章を少し掻い摘んでみると、どうやら近所の子供が家の周りで遊ぶのがうざいようです。まあ、良くある話なんですが、この張り紙だらけの家は良くある話ではありません。

このように、「投石を行う」とされる少年少女に対する怒りがふつふつと感じられるが、全体的に文章が支離滅裂。110番通報したかしていないか、いちいち説明をする家の主。

張り紙だけではなくペンキを使って塀に直接抗議のメッセージが書き込まれている熱の入れっぷりは尋常ではない。

「昔ヨリ通り抜けデキマセン」と書かれた張り紙は、どこをどう見ても「キリスト看板」に瓜二つだ。

キリスト看板とは、田舎のさびれた町の廃屋のトタン壁なんかに貼られている、黒地に白と黄色の文字で「死後さばきにあう 聖書」などと書かれている、アレだ。どこの国の人だか知らんが、人の感性は似るものなのかも知れない。

羽田空港への「ACCESS道路」という意味だろうか??さっぱり理解不能。アルファベットが色違いになっているところがポイントである。凄い電波が出てます。

あまりに電波強度がありすぎて書いてある言葉の意味が全くわからない好例。

敷地は広く、本来は月極駐車場になっていたようなのだが、今では車の通行もままならない。

ざっと見て、車10台以上は余裕で駐車できるスペースがある。

その奥には…「ワカイ和解調停書中の完成塀」一体なんの呪文だ…

さらに左側に来るとボルテージはいやがおうに増す。危ない、危ないぞ!

どうやら少年少女は「爆投団」扱いされているようだ。韓国や中国から、日本まで強盗窃盗目的で旅行にやってくる集団、あれは「爆窃団」だな。

マシン攻撃もお断りなんだそうだ。党首会で決めるらしい。

パナウェーブ研究所は共産ゲリラが放つ「スカラー波」から逃れるために真っ白に塗りたくり奇妙なぐるぐる巻きの紋章が書かれた張り紙を何百枚も貼り付けたワゴン車で日本中を走り回ったが、この民家が放つオーラには、福井の五太子町で見たパナウェーブの教団施設のそれに通じるものがある。

抜き差しならぬものを感じるが、深入りしないのが東京に住む人間の特徴なんだろうか、どれだけエスカレートしても見て見ぬ振り、なのかも知れない。まちBBSの地元スレッドによると、この場所では絶対に路上駐車できないそうだ。

何が地域ぐるみだか知らんが…

挙句の果てに「アンパン禁」である。

それゆけ!アンパン禁!

ここに書かれている事の意味が分かる人、教えて欲しい。

この写真を撮っている最中も、ちらほら通行人がすれ違うのだが、場の凄さに圧倒されていたので、常に何をされるかわからない恐怖に襲われていた。

民家の主は、何を思いこれだけ強力なバリアーを家の周りに張り巡らせたのか。一体、何が人をこれほどまでの狂気に駆り立てるのだろう。

近隣住民や通行人と何かトラブルがあるたび、こうした張り紙が増えていくようである。

ちなみに、これだけではない。

民家の敷地の左側には、さらに細い路地があり、そこからさらに奥に進めるのだ。

横の路地も、車一台すれすれ通れるかという細い路地である。反対側は古い民家、その先は行き止まりで、奥に賃貸アパートらしき建物が建っている。

この塀も、車が擦れるたびに「張り紙」が増えていくようだ。よく見ると、右から左へ「安全うんてん揺禁禁振動」左から右へ「側面注意」と書かれている。もしも車をぶつけてしまうと、写真左側に張られている通り、車のナンバーと運転手の名前までさらし者にされてしまう。恐怖!

これだけ警戒されまくったらどうにも太刀打ちできません。一旦退散します…

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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