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東京タワーのそばで (3) 麻布台から

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引き続き、東京タワー周辺を散策しよう。今度は東京タワーから北西に進んだ麻布台の界隈。
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同じ「港区」でも私の地元、大阪市港区は噴飯ものの大貧民地帯だが東京都港区はおしなべてセレブゾーンであり、麻布台のあたりも、通り掛かる車を見ても外車だとか、外務省お墨付き、の所謂「外交官ナンバー(青ナンバーともいう)」だとかがビュンビュン走り回る。
青ナンバーは「動く治外法権」とも言われており、事故を起こしても外交特権に守られているゆえ責を問われないなど色々問題もあるようで(→詳細)、この辺の道を走るなら要注意だぜ。


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大使館が密集しているため、交差点ごとに警官の姿を見かける、少し張り詰めた空気の漂う界隈。麻布台の「飯倉」交差点に辿り着くと、三叉路のど真ん中に巨大な墓石のような変なビルが建っていて、ひときわ目を引いている。
建築家・白井晟一氏の手がけた「NOAビル」である。1974年に建てられているので、既に建設から35年が経過している。「中銀カプセルタワー」といい「大久保の軍艦マンション(ニュースカイビル)」といい、大阪万博前後の年代に建てられたものはこういう近未来的建築物が非常に多い。
中身はフィジー大使館なども入った普通のテナントビルだ。
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人通りもまばらな麻布台界隈を歩いていると色々と意味不明な施設を見かける。全国地球温暖化防止活動推進センターが運営する「ストップおんだん館」。見学自由!入館無料!とのことだがお客は誰も居なかった。特殊法人がらみだと思うが暇そうな施設だ。
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その向こうにはなぜか「大阪経済法科大学」のセミナーハウスとやらが立派なビルを構えている。館内にはアジア太平洋研究センターがあり、所長には国際政治学者であり「ピースおおさか」初代館長であり北朝鮮チュチェ思想国際研究所理事でもある武者小路公秀氏という豪華キャストを迎えております。
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大阪経済法科大学のビルの隣には「INNER TRIP」と書かれたこれまた謎めいたビルが建ってます。インナートリップと言えば「霊友会」であり、つまり霊友会の施設である。
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というのも、この麻布台こそが、信者数公称440万人・日本第三位とも言われている巨大宗教団体「霊友会」の本部がある場所なのだ。
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日本の新興宗教では創価学会、立正佼成会に次ぐ規模だと言われているが、いまいち周囲の知り合いに信者の存在が居なかったりするので、噂を聞く事も少ない。この3つの団体はいずれも「法華経」を唱える共通点があるが、私は宗教マニアでもないので詳しく知りたい方はこのへんでも見てくださいです。
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どこぞの信濃町とは違い、教団施設は密集こそしているものの、非常に閑散としている。注意して見ておかなければ気が付かず通り過ごしてしまいそうなくらいだ。
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「インナートリップ青少年センター」と書かれた施設もある。霊友会が組織する青少年団体。
日本は政教分離を原則としているが、いざ蓋を開けて見れば様々な新興宗教団体が支持組織を形成しており、裏で選挙戦を支えている。創価・公明にばかり目を奪われるが、実際のところ多数の宗教団体が右翼左翼問わず政治活動に関与しており、日本も政治と宗教は表裏一体の関係である。(→詳細
だからある意味「幸福実現党」なんかはバリバリ宗教色全開で凄く潔いと思うんですが(笑)
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麻布台周辺の地図を見ると霊友会やら大阪経済法科大学だけではなく、神霊教という教団の施設があることもわかる。何気に凄い場所だ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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