東京タワーのそばで (5) 大本山増上寺から

東京タワー周辺の町を訪ね歩いてきた訳だが、最後はやはり増上寺にも行っておかなければならないだろう。もともと東京タワーの敷地全体が増上寺のものであり、東京タワーが建っている場所も元は増上寺の墓地だった場所を提供しているのだ。
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浜松町駅もしくは地下鉄大江戸線大門駅を降りて西に歩けば、大本山増上寺の総門が姿を現す。もちろん、大門駅の「大門」とはこの総門のことである。 明徳4年(1393年) に創建された、東京有数の名刹だ。


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総門を潜った正面には増上寺の入口が見える。京都や奈良のそれと遜色ない立派なものである。
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境内に入ると、正面の「大殿」をバックに東京タワーの姿を見る事が出来る。正面からだと常にセットで映っているので、観光案内のパンフレットにもこのアングルで撮られているものが多いそうだ。
ちょうど桜の開花時期に合わせて行ったので、境内は参拝客と花見客でこれ以上ない賑わいを見せていた。
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「東京タワーの見える風景」であちこち歩き回ったが、私はやはり増上寺の境内から見た東京タワーが一番美しく見える。夕方なので西日があたり逆光になってしまうので、午前中に来た方が綺麗に見えるだろう。
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大殿と安国殿の間から東京タワーを望む。
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境内東側にある西向観音は子育てのご利益あり。そこでは地蔵尊を見ることができる。風車を手にしたプリティなお地蔵様がずらりと出迎えてくれる。
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増上寺の境内には徳川家将軍の霊廟があり、4月始めの時期のみ特別公開を行っている。ここに埋葬されているのは2代目秀忠、6代目家宣、7代目家継、9代目家重、12代目家慶、14代目家茂、妻皇女和宮。
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ただ、元の霊廟は戦災でほぼ消失してしまっており、今あるものは再建されたものだとか。
他にも徳川家霊廟は日光東照宮や上野の寛永寺(霊廟非公開)などにある。
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増上寺境内の北側の道路からも、緑に囲まれた東京タワーが見える。そのまままっすぐ行くと東京タワーの真下に辿り着く。

東京都港区
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