記事を人に教える

新宿三丁目 (2) 伊勢丹デパート屋上庭園

記事を人に教える

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

けたたましい宣伝マシーンであるテレビの画面では盛んに「デパ地下」などと持て囃すが、東京DEEP案内的にスポットライトを当てたいのは地下ではなくデパートの屋上である。
中年世代以上であれば「デパートの屋上」と言えば、ビアガーデン、遊園地、ファミリーレストラン、というキーワードが連想されるだろう。それと共に懐かしい子供の頃の思い出が蘇ってきたりして、えらく歳を取ったものだと勝手に感傷に浸るわけだ。
39-45.jpg
そこで、都内のデパートでは指折りの萌えレトロ建築である新宿三丁目の「伊勢丹新宿本店」にお邪魔したのだ。言うまでもなく国内でも大手の百貨店である伊勢丹の総本店。昭和8年(1933)に建設され、戦後はGHQに接収されていた時期もあるなど、様々な歴史を背負って今なお建ち続ける。新宿三丁目のシンボルといってもいい存在だ。


39-46.jpg
そんな伊勢丹新宿本店の屋上を見てみようということで、7階から屋上へ向かう階段までやってきた。屋上は夜7時で閉鎖されてしまうのだが、来てみたら20分前、ギリギリ間に合った。
39-47.jpg
建物内部はかなり改装されてしまっているものの、この階段だけが建物が出来た当初の趣を残している。手すりは総大理石、窓にはステンドグラス。百貨店のレトロ建築の髄を見た気分だ。
39-48.jpg
「7階」を示すプレートのフォントにもモダンでハイカラなセンスを感じる。
39-49.jpg
その階段を登りつめた先に屋上が。デパートの屋上を前にするワクワク感はオッサン世代だからこそのもの。
39-50.jpg
てっきり遊園地やビアガーデンがあるのかと思いきや、そこにはだだっ広い屋上庭園が広がっていた。
39-51.jpg
実はこの「デパ屋」、伊勢丹が2億5千万円の工費をかけて屋上緑化を行いまるっきり新しく生まれ変わっていたのだった。屋上庭園「アイ・ガーデン」として2006年6月にリニューアルしている。
39-52.jpg
さしずめ新宿のど真ん中にある都会のオアシス。まだ知られていないせいかお客の数もまばらで、それをいいことに庭園の影であちこちカップルがちちくりあっている風景を拝むことが出来る。
39-53.jpg
屋上庭園の一角には伊勢丹創業者である小菅丹治の銅像がデデーンと掲げられている。「伊勢屋丹治呉服店」として明治19年に秋葉原(神田旅籠町)で創業し、昭和の時代になってからは場所を新宿三丁目に変え、以来75年以上も経っている。
39-54.jpg
伊勢丹創業者「伊勢屋の丹治さん」の銅像はオバマ大統領にクリソツである。
39-55.jpg
傍らには、伊勢丹新宿本店創業の時からこの場所に鎮座する朝日弁財天。
観覧車やビアガーデンのあるデパ屋、ではなかったが、別の意味で想像とは違う世界が広がっていた、伊勢丹の屋上でした。
参考記事
屋上遊園地ガイド
@nifty:デイリーポータルZ:デパートの屋上は今、どうなっているか
伊勢丹・新宿本店の屋上が”ユビキタス”な庭園に

The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
タグクラウドから記事を探す
スポンサーリンク
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

記事を人に教える

スポンサーリンク
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.