東京DEEP的浅草散歩はまだまだ続く。雷門や商店街、隅田川のうんこビルだけ見て満足せず、きちんと浅草寺にも参拝しておこう。
浅草寺へは仲見世商店街を奥まで突っ切るだけだ。しかし休日は観光客がごったがえしてなかなか前に進めないぞ。そういう場合は裏手を回ってショートカットである。
「浅草寺」は言わずと知れた東京を代表する寺院であり、また東京都内最古の寺院でもある。西暦628年（推古天皇36年）に創建されたというから、西暦593年（推古天皇元年）創建の大阪・四天王寺の時期ともどっこいどっこいである。
仲見世商店街を抜けたら、目の前には立派な「宝蔵門」が姿を現す。最近になって屋根の改修が行われて、見た目が綺麗になりました。
宝蔵門の隣には五重塔が見える。やはり大阪人の私には四天王寺とかぶって見える。一方の浅草は観光拠点として賑やかだが四天王寺の方はあまりメジャーな観光拠点でないのはなぜでしょう。
浅草寺の境内にはいつも沢山の屋台が立ち並んでいる。こういう屋台にも地域性があるのかと思い東京の屋台はどうかと思っていたが、見た感じ大阪のものとそんなに変わらないが、「かるめ焼」は地域によってカルメラ焼きだったりするのでそのへんに微妙に違いを感じる。
浅草寺の本尊である聖観音像を安置する本堂の建物は東京大空襲で焼失したのち昭和33年に債権されたものである。
さすがに本堂は立派な建物だ。
現在、この浅草寺本堂も屋根改修工事の最中で、今の時期に訪れると建物全体が三角形の骨組みに覆われて派手に工事が行われている姿が見れる。
本堂の内部天井に描かれた絵図も素晴らしい。
溢れる観光客に混じって古くからの信仰者も数多く訪れる。
東京最古の寺院を中心に街が広がり成長した、浅草の原点とも言える場所だ。
そこでは今もなお下町に生きる人々の信仰と生活がある。
浅草寺の境内に分離されているように置かれている「浅草神社」。寺と神社が分かれているのは明治時代に神仏分離があったからだ。この浅草寺においても寺と神社ははっきりと区別されている。
土師真中知命、檜前浜成命、檜前武成命の三柱の霊を祀る神社なので「三社様」「三社権現」ともいう。浅草寺と比べるとこじんまりしており地味な境内だが、毎年5月第三金土日曜の3日間、有名な「三社祭」が執り行われる神社がこの浅草神社だ。
