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王子・飛鳥山 (4) あじさい群生地「飛鳥の小径」

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一年のうち六月は祝日もなく、梅雨時でいつもじめじめして、なんとなく鬱陶しい季節ではある。しかしこんな時でも花を愛でる気持ちくらいは忘れないでおきたい。
え?似合わない事言うなって?
六月の花と言えばアジサイである。
東京でもアジサイの名所は沢山あるが、特にオススメしたいのが王子駅前の飛鳥山公園脇にある「飛鳥の小径」。
それは戦後のドサクサ漂う怪しげな「さくら新道」の先にある。
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JRの線路と飛鳥山公園に挟まれた狭い路地の300メートルほどの区間がアジサイの花に覆われるという素敵な空間。梅雨のさなかに花は満開となる。


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人がすれ違うだけで精一杯という細い道なりに進む。すぐ隣には湘南新宿ラインの15両編成の車両や貨物列車が頻繁に行き来してかなり忙しく騒がしい。
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なにせ道が狭いので電車を撮るにしてもアジサイを撮るにしても三脚を使ってたらすぐに通行の妨げになってしまう。鉄ヲタ自重、である。
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「飛鳥の小径」のアジサイ密度は半端ではない。しばし心の和むひと時だ。
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道中に置かれたプレートには、「飛鳥の小径」で見られるアジサイの種類や品種改良の歴史について色々と書かれている。これを読めば君もアジサイ博士だぜ!みたいな。
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一般的に見られる球状の花のものはセイヨウアジサイで、この写真のように周辺だけ花びらが開いているものが日本原産のガクアジサイ。(厳密に言うと花びらに見られているものは花ではなく「がく片」)
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セイヨウアジサイは日本原産のガクアジサイを江戸時代のドイツ人博物学者シーボルトが海外に持っていって品種改良されたものが日本に逆輸入されたものだ、と。
へえ~、勉強になりますた。。。
アジサイにはオタクサという別名もある。日本の長崎に在住していた頃のシーボルトが「お滝さん」という愛人(妻とも妾とも言われているが)の名前をつけたことに由来している。
ドイツ人なので「キ」が発音できない。なので「オタクサ」なんだって。
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そんなアジサイの花言葉は「移り気」(笑)
花の色が七色もあるからだそうで。恋人に贈るような花じゃないですねw
しかもアジサイは強い毒性があるので、絶対食べちゃダメな植物なのだ。(→詳細
なんだか「DEEP花案内」になってしまったがたまにはいいだろう。
都会暮らしで気分がささくれてしまったときには、雨が嫌だと言わずに王子駅前をぶらつこう。
同じ東京でも別の時間が流れている。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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