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高齢者向けタウン「巣鴨」 (2) とげぬき地蔵とすがもん

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有名な巣鴨の「とげぬき地蔵」は巣鴨地蔵通商店街の入口からおよそ100メートルの場所にある。
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テレビでもよく紹介される場所なので東京以外の人間にもよく知られた所なのだが、初めて訪れた印象は「意外に小さかった」である。浅草寺とか増上寺などと比べると、いたって普通サイズの寺だ。


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皆が「とげぬき地蔵」と呼んでいるが寺の名前は「高岩寺」。1596年(慶長元年)に創建された寺で、1891年(明治24年)に巣鴨に移転してきている。一度戦災で建物を全焼しており、現在の本堂は再建されたものだ。
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寺の境内もそれほど広くないのだが、そのぶん参拝者が多い土日になると境内は高齢者密度が俄然高くなる。
江戸時代、毛利家の女中が針を誤飲してしまい、とげぬき地蔵尊の絵が描かれたお札(御影)を飲み込んだ所、針を吐き出す事ができた、という逸話がとげぬき地蔵の由来となっている。
しかし、その「とげぬき地蔵尊」の姿は見る事ができない。秘仏となっているためだ。
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本堂の横にはお地蔵様もあるのだが、これはとげぬき地蔵尊ではない。
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とげぬき地蔵様は見られない、残念、ということで代わりに本堂の横手で熱心に行列を組んでいる参拝者を見かけるのだが、これは一体何なのだと思ったら、行列の先には「洗い観音」と呼ばれる聖観世音菩薩像の姿がある。
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参拝者がなにやら一生懸命観音様を水で洗ってこすりまくっているのだが、自分の身体の悪い部分と同じ場所をこすると、身体が良くなるという言い伝えが今に残っている。
歳も行けば身体だってあちこちガタが来る。高齢参拝者の皆様方は一生懸命観音様の身体をこれでもかとこすり続けていた。
しかもこの観音様、こすられすぎた為に磨耗してしまい、今あるのは二代目の観音様だそうだ。初代はタワシでこすられていたものが禁止され、二代目からは摩擦係数の少ない「さらし」に変わったとさ。
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ごしごしこすられまくる観音様を眺めていると、寺の境内に間抜けな顔の「すがもん」
の着ぐるみが人間様の手に引かれてやってきた。
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カメラを向けるなりポーズを決める憎い鴨。この日が着ぐるみお披露目の日だと言う事をイベントスタッフの人から聞いた。出来立てホヤホヤの「ゆるキャラ」か。
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すがもん、高岩寺に参拝の巻。
巣鴨らしいゆるさで良い。そのうち有名になれるかも知れん。
しっかり地域のために精進してくれw
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とげぬき地蔵尊の他にも巣鴨にはもう一つ有名なお地蔵様がある。
江戸時代に、江戸市中から寄進者を募り、江戸の入口六箇所に置いた巨大なお地蔵様。
そんな「江戸六地蔵」の一つが、巣鴨地蔵通商店街の手前にある「眞性寺」の境内に置かれている。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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