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雑司が谷散策 (1) 都電とケヤキ並木

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東京のコアな下町地帯を東西に走る都電荒川線だが、池袋のすぐ近くを走っている事はご存知だろうか。いつも奴隷輸送用満員電車に詰め込まれた中でしか東京の街並みを見ていない人々には知られざる風景が残るのが都電荒川線のいいところ。
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池袋から、開通したばかりの東京メトロ副都心線に乗ってひと駅、雑司が谷駅で降りると目の前に都電荒川線の鬼子母神前駅がある。目の前の線路は見通しがよく、遠くにある池袋サンシャイン60がよく見える。


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ちょうど現地に行ったときは副都心線が開通するかしないかの時期だったので工事中の箇所もあったのだが、この場所が都電荒川線の路線の中でも最も美しく見えるストレート。しばし電車が行き来する風景を眺めるのも良い。
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都電と言えば路面電車だという頭があるが、実は鬼子母神前から都電雑司ヶ谷までの区間は都電でも珍しく高架線になっている箇所もある。
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今回は副都心線からやってきたわけだが、開業から1年経っても意外に利用者が少ない路線で、特に各駅停車しか止まらない上に池袋からも程近い雑司が谷駅に来ると駅の構内は利用者もまばらである。
最近では中国人コミュニティが駅西口周辺に溢れたり、東口は相変わらず出会い系とラブホと風俗で溢れ返りカオスが渦巻いている池袋から、徒歩圏とは思えない佇まいを見せる「雑司が谷」の界隈を、少し散歩してみよう。
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雑司が谷と言えば「鬼子母神」。
都電の駅前から鬼子母神堂へ続く道には目を見張るほどの立派なケヤキ並木の道がある。
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ほんの100メートルほどの道だが、道は石畳で舗装されていて地味に風情を醸し出している。すぐ近くに池袋の繁華街があるというのを忘れてしまいそうなほど対照的な街並みである。
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このケヤキ並木は東京都の天然記念物にも指定されている。樹齢400年以上の大ケヤキが18本並んでいたそうだが、今は4本しか残っていない。
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ケヤキ並木には古い長屋を改造した店舗が並んでいる。その一角にはアンティークな空気の漂う「キアズマ珈琲」なる喫茶店もある。以前訪れた時にはこんなお店はなかった記憶だったが、最近できたようだ。
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この長屋、並木ハウス別館という。別館というからには本館もあるのだろうというネタだが、この長屋の横手から路地に入った奥に、その本館と呼べる建物がある。
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路地の奥にひっそり立っている「並木ハウス」の建物。見た感じ普通の古いアパートだが、一部の人には聖地でもある。漫画家・手塚治虫が「トキワ荘」の後にしばらく住んでいたのが、このアパートだったそうだ。(→詳細
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ケヤキ並木の道を少し外れるだけで、古い昭和の時代から何も変わっていないような住宅街が未だに残っている、雑司が谷はそんな場所だ。
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鬼子母神堂の手前で、民家の塀に政党ポスター乱立状態のカオスっぷりを目撃する。
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その中には宗教法人幸福の科学が設立した「幸福実現党」のポスターが掛かっていた(笑)

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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