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日暮里駅前 (1) ひぐらしの里はキムチ色に

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東京の大動脈「山手線」も、池袋から上野までの北側の区間だけはまるで開発の波から取り残されたかのような印象を受ける。実際に山手線沿線でも家賃相場が安いのはこのエリアであり、西側の恵比寿やらと比べても2割くらい安くはないか?といった感じだ。
だからと言って治安がやたら悪いかと言えばそんな印象でもないし、我が地元「大阪環状線」の西側一帯のようなスラム臭が漂っている訳でもない。いわゆる品のいい下町である(池袋除く)
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そんなわけでやってきたのはここ日暮里。山の手と下町の境界線上に走るJRの線路を跨いで西側には「谷中ぎんざ」をはじめとする情緒ある古き下町観光地「谷根千」エリアが、東側には繊維街とコリアタウンがひしめくディープエリアがある、対照的な二つの街の間に日暮里駅が建っている。


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地味な下町の駅でしかなかった日暮里駅周辺は最近目覚しい変化を遂げようとしている。
2008年春の「日暮里・舎人ライナー」の開通、それに京成電鉄の日暮里駅も新型スカイライナー「成田新高速鉄道」の開通に伴う駅の改良工事の真っ最中。2012年に開通した暁には、日暮里と成田空港が所要時間36分で結ばれる。
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それに合わせて、駅東口には超高層マンション「ステーションガーデンタワー」が建設され、街の風景は一変した。
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とはいえ、今でも駅東口を降りると相変わらず地味な佇まいを見せているのが日暮里駅前だ。渋谷はハチ公像だが、ここ日暮里では騎馬姿の太田道灌像が建っている。
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JR、京成線、日暮里舎人ライナーの駅が一同に集う割にはあまり発展している様子がないが、あと数年して新型スカイライナーが走り始めると日暮里駅が東京の玄関口として日の目を浴びる時が来るのだろうか。
日暮里はもともと「新堀」(にいほり)という地名だったのだが、享保の時代に昔の人が「一日中過ごしても飽きない里」という意味で「日暮の里」と当て字を用いて日暮里と呼んだのが地名の由来とされている。
今でも日が暮れる頃には確かに西の空に落ちる太陽が谷中の寺町を赤く照らし出し、風情のある光景を見せる。しかし雑居ビルの立ち並ぶ東口に限ってはそんな風情などさっぱり存在しないという罠。
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今の時代、日暮里の東口を赤く照らし出しているのは西の空に落ちる太陽ではなくパチンコ屋「ニュートーキョー」のネオンサインだ。物凄く年季が入ったパチンコ屋であり存在感を感じさせる。さらに2階には昭和の雰囲気全開な喫茶店「談話室ニュートーキョー」も。
日暮里駅前東口のシンボル的存在と言っても良いかも知れない。
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パチンコビルもあるなら当然サラ金ビルだってある。今なお、くすんだ繁華街でしかないという印象だ。
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そして駅前の雑居ビルを見回せばそちらこちらに韓国料理店が並んで居る事に気づくだろう。あの新大久保にはさすがに規模では負けるが、日暮里駅前のコリアタウンっぷりもなかなかのものである。
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ひとたび路地に入ると様子は尚更露骨に変わる。ハングルで書かれた看板もチラホラ見かけるし、雰囲気は新大久保に近い。
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まあ、すぐ近くには三河島という大規模なコリアタウンもあるし生活圏は一緒だろう。
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同じコリアタウンでも新大久保くらいブッ飛んでいると見ていて楽しいものがあるのだが、日暮里駅前の場合はコリアタウンとしても普通の繁華街としても地味な存在で、ネタ的には少々物足りない気がする。
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近年ニューカマーの増加で新大久保周辺も韓国人だらけでパンクしそうな状態だが、次はこの日暮里界隈がさらに弾け飛びそうな予感がする。ひぐらしの里にキムチ色に輝く太陽が見える。本当にコマプスムニダ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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