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品川DEEP「大井町」 (2) 東小路・平和小路

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以前大井町界隈にやってきたとき、駅前周辺をまるっきりすっぽかしていたことが心残りだった。
「品川」と聞いたら一般的には品川駅だけはやたら知られている一方で、肝心の品川駅は港区に所在しているし、品川駅を外した品川区という存在自体は相当マイナーではなかろうかと思っていた。
事実、足立区や大田区ばかりに視線が集中していた我が東京DEEP案内でも長い間見逃していたエリアだった。
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なので、そんな品川区の中心とも言える大井町駅周辺を探索することにした。駅前は先ほども言った通り再開発が進んでいて目ぼしいものがあまり無い。南側にわずかながら古臭い中華料理店が残っている程度だ。


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大井町駅を降りて東へ向かうと、仙台坂を下り旧東海道と京浜急行、国道15号第一京浜、そして東京湾の海辺へ続く。道沿いに大井銀座商店街の店舗が並ぶ。商店街らしい商店街と言えばこの界隈くらいか。巨大ターミナル品川駅に隣接している割には、やっぱり微妙な感じが否めない。
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そこから大井銀座商店街の北側の路地を入ると、思わず「なんじゃここは?」と声を上げてしまいそうになる。
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「東小路飲食店街」と看板が出されている横丁の中には50店舗程度の居酒屋・スナック・中華料理・洋食などの店が密集しまくっている。
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一歩中に入るともう別世界。もちろん車が入れるほどの道幅もなくやたら狭いところを時折自転車がピューと走ってくる事もある。居酒屋街なのでどちらかというと夜に来た方が賑やかだろうが、昼間は昼間で中華料理屋などが色々とある。
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特に「永楽」という中華そば屋の中は見事なほどにオッサンだらけで満員になっていた。大井町の路地裏で戦後間近の時代から半世紀以上営業を続けている老舗だとか。焦がし葱をふんだんに使ったラーメンが名物だそうだが、残念ながら昼飯を食ってきた後だったので入店を諦めた。
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東小路の路地は南北二本が平行して、100メートル足らずの区画にびっしり根を張っている。都内広しと言えども、戦後のドサクサ感がここまで強く漂う横丁は大井町東小路を置いて他にない、と言える程の雰囲気だ。是非現場に出向いて実感して欲しい。
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さらに先に進むとひときわ大きな洋食「ブルドック」の看板が現れる。
「お食事は大井一 うまい・やすい」と書かれているが、巨大メンチカツなどが有名な店だそうで、お食事が大井一というかお食事の量も多いようです。(→詳細
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怪しげな路地裏には必ず見かけるピースボートのポスター。お約束ですね。
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東小路を抜けると「ゼームス坂通り」に辿り着く。海側から見ると大井町界隈は丘の上にあり、明治時代に浅間坂と呼ばれていた急坂の悪路を私財を投じて緩やかな坂に改修したイギリス人の名前が取られている。
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ゼームス坂通りの向こう側にも「平和小路」という路地裏横丁が続いているが、こっちの方が少し寂れ気味のようだ。

>東海道品川宿・鮫洲へ

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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