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東京都北区赤羽 (4) 鯉とうなぎのまるます家

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今では上野と池袋の影になってしまい存在感が今一つになってしまってはいる赤羽だが、東北方面から上京してくる人々の溜まり場として昔から栄えてきた歴史のある繁華街だ。
赤羽と言えばうなぎ屋や川魚を売りにする酒場が何軒かあるのが特徴的で、荒川も近い事や、昔から浦和などの埼玉県南部にうなぎの養殖が盛んな街が多く存在していた名残りでそういう店があると聞いた。
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で、赤羽一番街の中程の角地にこれ見よがしに存在感を示す「まるます家」。
鯉とうなぎの…と、どでかい黄色の看板を掲げるこの店、赤羽界隈の飲んだくれゾーンでは横綱クラスの有名店で、いつも忙しそうな店の中を見るとオッサン連中が酔っ払っているのが見える。


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時々店の表にも行列が出来たりと活気が絶える事がない。川魚や鰻料理はあくまでおつまみで、まるます家に集まるオッサン連中の目的はしこたま飲む事に限られる。笑えるのが朝9時から店が開いているという事だ。そんなに赤羽の街にはアル中老人とニートが多いのか。まあ夜勤明け労働者も多いんだろうが。
店は2階建てになっていて収容人数も多い。
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前から気になっていたのに全然入った事が無かったので、まるます家の店内に突入。1階は殆どがカウンター席になっていて、まるで吉野家のようなレイアウト。多数の飲んだくれと対峙するべく店員のお姉さんの動きが半端なく早い。
男の一人酒にはもってこいか…と思いきや、殆どみんなが巨大なチューハイの瓶をテーブル上に置いている。
まるます家名物の1リットル入りジャンボ酎ハイもとい「ジャン酎」(950円・中身はハイリキプレーン)を2人もしくは1人でがぶがぶ飲みながら料理をつまむのがスタイルのようだ。
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店内には「お酒類1人3本まで!!」とお約束が書かれている訳だが、このジャン酎も1本に数えられてしまう。いや、そんなに飲めませんから。
それにしても凄まじい活気だ。
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店内を見るとオヤジが9割といった所だ。昼間っから繰り広げられる大人のパラダイス。人生の些細な悩みがどうでもよくなりそうなアル中ダメオヤジだらけの空間に心が癒される。
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壁には大量のメニュー表が飾られていてオーダーに迷いそうになるが、川魚系と鰻は間違いない。鰻は750円の丼から2700円のまんぷく重までボリュームに応じて種類が豊富にある。勿論もれなく肝吸いがついてきます。
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ぷりぷり弾力の強い身が特徴的な「鯉の生刺し」(600円)はニンニクと生姜を溶かした醤油を付けて食いましょう。味はよく分からんが食感がたまらん。
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もう一つオーダーしたのがなまずの唐揚げ(500円)。中身は小骨が多いが淡泊な白身魚といった所。カラッと揚がっていて非常にうまい。
食い物の味よりも、むしろジャン酎のボリュームに圧倒されてへべれけになって店を出た。もし赤羽に住むと間違いなくアル中になってしまいそうである。怖い街だ。
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まるます家だけではなく赤羽には川魚や鰻の店がやたら多い。もう一つは一番街の駅寄りの場所にある「埼玉家」。東京名代だけど、屋号は埼玉。
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ここでも比較的リーズナブルなお値段でうな重が食えるようだ。屋号は埼玉だが鰻は三河一色産使用とある。しかし、まるます家があまりに存在感大きすぎなのかして、こっちはあまり繁盛している様子が無かった。
他にはOK横丁北側、明店街の「川栄」などもよく知られている。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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