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東京都北区赤羽 (3) OK横丁と闇市の名残り

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東京23区の北の玄関口「赤羽」。京浜東北線が走っている事もあって、よく南の玄関口「蒲田」と対比される事が多い街だが、赤羽の飲んだくれゾーンの多さを見ていると確かに蒲田に雰囲気が似ている。
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赤羽一番街の西側にいかにもな居酒屋横丁が連なっている一角がある。その名も「OK横丁」。何がOKなのか意味不明なのだが、そんな事は無問題でケンチャナヨなのである。


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赤羽はどこを見回しても居酒屋とスナックだらけの街だが、とりわけOK横丁の辺りだけは密集度が高い。100メートル足らずの小さい通り道に30軒近い飲食店が連なっている。
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酒に呑まれっぱなしのダメオヤジが集まるこの街の性質だからだろうか、昼間からでも店を開けている所も多い。一番街の「まるます家」の勢いに負けじと赤提灯を灯らせる店の数々。
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特にOK横丁でメジャーなのは「八起」。赤羽が闇市上がりの商店街だった昭和29(1954)年から続けている老舗の居酒屋。
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八起と言えば豊富なホルモン系メニュー。戦後の食糧難に畜肉の内臓を食べるという食文化が旺盛になった訳だが、そんな時代に生まれた店だけあって、存在自体に説得力がある。オッパイ炒めに金玉炒めと変なメニューもあって面白い。
ここの名物料理が「チャーメン」という一見意味不明なものだが、謎の特製肉ともやし等を炒めた料理である。以前は豚の脳味噌を使っていたらしいが巷のBSE騒動で今は出していないらしい。
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居酒屋ばかりのOK横丁だが、その成り立ちは戦後の闇市から続いてきた商店街の一部。いまだに営業しているのかどうか分からない謎の日用品店がシャッターを開け放っている。
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他にもキャバクラのような店の看板が残っている場所もあったが、既に営業していなかった。トレンデーサルーンABC。なんとなく昭和末期の雰囲気が残る。
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OK横丁の脇から赤羽駅方面に抜ける路地裏が隠れるように存在している。やはり闇市の名残りだけに雰囲気も独特だ。
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路地の途中にはスロットマシーンが2~3台並んだ小さな謎の店がある。中を覗き込んだらスロットプレイ中のオッサンに睨まれてしまった。一体ここはどういう場所なんだよ。
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路地裏の途中はT字路になっていてその先はちょっとした魔窟状態。「たまねぎ」というスナックがある。この一帯だけは闇市そのまんまである。
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で、こういう場所に限って目立つピースボートと神経症のポスター。いつも布教活動ご苦労様ですね。
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こんな場所だけに色んな生き物が湧いて出るようでご近所同士で色々大変な思いをしているような感じが染みでた「エサを置かないで下さい」の張り紙。
上野や池袋にお株を奪われた感が強い東京の北の歓楽街「赤羽」だが、まだまだ街の各所に怪しいものが隠れている。侮れない街だ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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