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高架下萌え (3) 続・神田高架下探検

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以前、神田駅あたりのJRの高架下がヤバイという話を聞きつけて、今川小路などの戦後のドサクサ感漂う闇市的ガード下居酒屋街を巡ってきたわけだが、さらに東京DEEP案内読者の自称「高架下マニア」を名乗る方からタレコミがあり、神田から有楽町までの高架下アングラゾーンを一通り案内するよ、という話が来た。
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我々は再度神田駅を訪れた。
この界隈にまだまだ我々の知られざる高架下が存在していたのだ。
高架下マニア氏に案内されて来たのは神田駅北口付近の高架下店舗群の隙間にぽっかり開いた通路の入口だった。まるでそこだけが洞窟のように薄暗い闇を広げていた。


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洞窟の入口には「神田の母」と名乗る占いおばちゃんの看板が置かれている。この雰囲気からしててっきり洞窟の中でやっているのかと思ったが違った。東京には「~の母」という名で占い稼業を行う名物おばちゃんが多数存在しており、神田の母の他にも巣鴨の母や池袋の母、新宿の母、吉祥寺の母など様々なパターンがあるのだ。
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饐えた臭いの漂う洞窟の奥へと歩みを進めるとそこは駅前の人の流れを拒絶するかのような薄暗い裏道が続いている。
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有楽町から新橋に続く「西銀座JRセンター」の高架下もたいそう凄いと思ったがこちらも雰囲気が半端ではない。とにかく壁やら地面やら、汚いのだ。飲食店が周りに多いからなのかも知れない。長年に渡り歴代の酔っ払いどもがゲロや糞尿をこうした路地裏に撒き散らしてきたのだろう。
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通路は高架に沿ってそのまま右に折れ、ゲームセンターの裏口に繋がっていた。夜中だと不良に絡まれて助けに呼ぼうにも呼べないような雰囲気すらある。本当に皇居の目と鼻の先にある街の風景とは思えない。
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ちょっと危なっかしい裏道を抜けるとそこには隠れ家的立ち飲みバーの存在が。洋酒スタンドDARUMA。人が中に入るだけでも精一杯なほどに狭いカウンター席。平日夕方から酒飲みのサラリーマンのオヤジがひしめき合うカオスな空間。
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今来た道を振り返ると、壮絶な佇まいであることに気づく。やはり神田のガード下はハイクオリティだ。ここも新橋と同じように平日はサラリーマンの街なので土日祝は比較的閑散としている。写真を撮りに行ったのは土曜日だったので、ご覧の通り。
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高架下アングラゾーンは途中で車道を挟み南側に続く。しかし車道沿いの壁にもスプレーで落書きが書かれている。どこのゾクなのだろうか。縄張りを示すかのように暴走族が書いた落書きの上に赤いスプレーでバツが上書きされていたり。大きく「東京」と書かれた文字が不気味である。こんな東京だってあるんですよ(笑)
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この向かいにも高架下物件が続いている。先ほどよりは見た目はマシなようだがアングラっぷりは変わらない。
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こちらはゲームセンターやら雀荘が目立つ。やはり新橋と同じようにサボリーマンの隠れ家になっているようだ。ここはやはり平日の昼間に来て観察するべきだと思う。来れる機会があるなら。
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通路に置かれているタンクのような巨大な機械。長年ガード下の閉鎖空間に置かれ凄まじい埃の被り方をしている。「火災防止のため段ボール等、置く事を固く禁ずる」と警告が書かれている。古びた高架下建築は危険と紙一重の世界でもある。
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闇を抜けると、そこは神田駅南口の東側に続いていた。わずか50メートル程度しかない、都心のちょっとしたブラックホールのような存在だった。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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