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安藤忠雄デザイン 副都心線・渋谷駅

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開業から1年が経過したものの、まだあまり認知度が高くないためかいつ電車に乗ってもガラガラの気がする、東京メトロ副都心線。和光市から池袋までは有楽町線と併走するが池袋から渋谷までの区間をほぼ明治通りに沿って走っている。
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で、現在は終点となっている副都心線渋谷駅は宮益坂下交差点の真下に置かれている。
この副都心線の地下駅舎がかなり奇妙なデザインになっていて面白いので、開業間もない時期に見物に行ってきた。


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明治通り沿いにぽっかり生まれた新たなる地下鉄入口。駅構内は半蔵門線渋谷駅と同様東急電鉄が管理しているが、現在東急の電車は一切走っていない。2012年か13年には東急東横線が乗り入れる予定になっている。その時には今の東横線の渋谷駅と代官山駅が地下に潜ることになる。
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副都心線渋谷駅構内はハコモノ天国・大阪が輩出した建築家・安藤忠雄氏のデザイン。地元大阪でも「近つ飛鳥博物館」や「狭山池博物館」などコンクリート打ちっぱなしの近代建築もとい巨大ハコモノ建築に携わった大物建築家。
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安藤忠雄プロデュース「副都心線渋谷駅」のコンセプトは地宙船。地下に浮かぶ宇宙船という意味合いだわな。
地下5階にあるホーム、その上にある改札から地上までは巨大な吹き抜けになっていて、大深度地下にあると思わせない開放的な空間は見事である。駅の構造自体が自然換気システムになっているという説明書きがある。
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地下5階ホームから吹き抜けを見上げるとこんな感じだ。駅の設計図を見ると全体が巨大な卵型の空間となっているらしいが全体像は掴みにくい。
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現在通路になっている駅中央部分に「地宙船」の模型が置かれていて全体像を把握する事ができる。東急電鉄は渋谷駅を含めた東横線の地下化工事に総額500億円以上の投資を行うと発表しているそうな。
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東横線が直通となるころには真ん中の通路が無くなり2面4線のプラットホームに変わる見込み。しかしただでさえ広々としたホームなのに人通りが少ないのでかなり変わった雰囲気だ。
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副都心線は小竹向原で西武線、和光市で東武線に乗り入れる。しかし同時に有楽町線が同様に西武線と東武線に乗り入れるという複雑な形態を取っている。ゆえにトラブルで運行見合わせとなると全ての路線に影響し沿線住民涙目といった事態になっているらしい。
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かつて埼京線が渋谷や恵比寿にまで延伸された頃は「池袋に次いで新宿も渋谷も埼玉の植民地化するのか」「埼京線文化蹂躙説」などとネタにされたものだが副都心線の開通によって西武線や東武線からも直通になったわけで、東上線森林公園行きや西武線飯能行きという電車が渋谷駅で見られる時代になって埼玉県民の感慨もひとしおであろう。渋谷はもはや完全に埼玉県民の遊び場である。
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渋谷駅から副都心線の終点であり埼玉の入口である和光市駅へは急行でたったの25分。
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東京メトロの路線では東西線に続いて快速運転を始めた副都心線は、渋谷の次が新宿三丁目、その次が池袋、小竹向原、和光市に停まる。東武線と西武線から埼玉県民を運ぶだけに留まらず、池袋から渋谷間においても埼京線への対抗馬となったわけだ。
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現在レールが敷かれただけで使われていないホーム中央の2線の末端はコンクリートの壁で塞がれている。この先から東急東横線がやってくる。
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現在の副都心線は予想以上に利用者が少なく、埼京線や東武線・西武線の乗客がこちらに流れるとの予測も若干外れているらしいが、4年先には「元町・中華街発飯能行き」などという電車が走ったりするわけである。
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渋谷始発で座れる東急東横民にとっては涙目であるがこれも時代の流れなのだ。
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目新しい副都心線のトンネルは照明がかなり明るく相当先まで見通せる。
都営大江戸線も同様だが最近出来る地下鉄のホームは深い場所を通っていて地上からの乗り降りが面倒臭い。やっぱり東横線沿線住民にとっては踏んだり蹴ったりかも知れんな。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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