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代々木公園観察 (2) イベント開催中

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休日の代々木公園に出かけると、野外音楽堂あたりでいつも何かしらイベントが行われている。時折都会の喧騒とは無縁のこの一帯へ非日常性を求めて訪問するが、毎回こうしたイベントを見かけてつい立ち止まって見てしまう。
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代々木公園のイベントで多いのは諸外国系フェスティバルの数々である。
9月に訪れてみると「スリランカフェスティバル」をやっていた。
だいたい、屋台料理の香ばしい香りと現地人の群れでごったがえしていて、ステージではその国の民族芸能・歌謡が繰り広げられたりする。


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屋台料理は渋谷という土地柄もあるのかして長蛇の行列を覚悟しなければならない。しかも現地人は日本人みたいに働き蜂ではなくいたってマイペースなので、長蛇の列が目の前にあってもいたって淡々と雑談しながらのんびり仕事をしている。我々とは流れている時間の軸が全く違うということを感じさせるのだ。
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代々木公園のイベントに共通するものは「マイノリティの祭典」と言えるべきものだ。
それは在日外国人だけに留まらず、ゲイやレズビアンといった性的マイノリティにも該当する。
5月に訪れると「東京プライドフェスティバル」という同性愛者のための祭りが行われていた。それは代々木公園が新宿二丁目に変わる一日。
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「今年こそカレシが欲しい!」
野外音楽堂前の会場ではゲイ専門雑誌などのブースが軒を連ねて色々とキャンペーン中。性的マイノリティという立場で普段抑圧されているからか、いざこういう時になるとはっちゃけるものである。ふと「くそみそテクニック」の展開を思い出して野外音楽堂裏のトイレを確認したが別に何もなかった。
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とはいえ、やはり代々木公園のイベントは所謂「市民運動」系のノリのものが多い。マイノリティの祭典だけではなく、エコでピースなイベントも盛りだくさんだ。
4月に訪れると「アースデイ東京」というエコ系イベントの真っ最中だった。
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野外音楽堂へ続く公園の入り口から沢山のブースがずらりと用意されていて、皆それぞれにエコでピースな主張を繰り広げる。こういうのを見ると愛知万博の地球市民村を思い出して仕方がない。
中にはピースボートやらアムネスティやら憲法9条教やらといったプロ市民団体の姿もある。みんな地球市民なんだよね。
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野外音楽堂脇ではお香の煙とともにアイヌの民族衣装を着た人々が集まって伝統儀式のようなものが行われていた。どこもかしこもエコでピース。
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ちなみにエコイベントである「アースデイ東京」の屋台ともなると食器の配り方もエコである。100円のデポジットを払って皿を借りて、好きな屋台に持って行くわけだ。
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で、食った後に残飯をちゃんと所定の場所に捨てて、皿をきれいにした上で元の場所に戻せば、100円が戻ってくる仕組み。
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こういうのを見て単なる「エコごっこ」とも思えるが、諸外国から見れば日本のエコ宗教っぷりが可笑しく見えてしょうがないだろう。それよりも外出しない、物を買わない、食べ物は自炊、それが私たちに今できる最大のエコだと思います。
エコ替え(笑)エコバッグ(笑)マイ箸(笑)Co2削減(笑)ちょっといいエコ(笑)
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しかし代々木公園で一番印象に残ったのがやはり在日コリアン系イベントの筆頭である「ワンコリアフェスティバル東京」だろう。
本家「日本の朝鮮」・大阪民国のワンコリアフェスティバルは毎年のように大阪城公園で開催されるが、こちら東京では2年に一度の開催となる。2008年6月に行われた時に東京DEEP案内取材班はこっそり訪問していたのだ。
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大阪城公園・太陽の広場に比べるとかなりこじんまりとしているが、それでもステージ上ではサムルノリなどの華麗な朝鮮舞踊やテコンドーの実演が行われたりして束の間の日本の朝鮮を味わう事ができる。
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この時ばかりは代々木公園も三河島や新大久保あたりと何も変わらなくなる。キムチをつまみにマッコリをあおるもよし。
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野外音楽堂の脇では北朝鮮と韓国の子供が描いた絵が展示されるなど香ばしい空間が広がる。我々平和ボケの日本人にとって北朝鮮はテレビなどでしか知らないネタ国家だがこういう場所にやってくると当たり前のように北朝鮮のものが置いてある。
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ワンコリアフェスティバルは政治的主張も少なく純粋なイルボンサラムでも気兼ねなく参加できる。朝鮮半島の文化や在日コリアンに興味があるなら、是非。次は2010年に開催される予定です。
代々木公園のイベント情報を調べるならここ
代々木公園イベント&フリーマーケット&フェスティバル情報

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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