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高輪の山を登る (3) 保安寺参道階段と裏道

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昔からの寺が数多く点在し、丘陵地である高輪の町には地形の特性上独特の町並みを残しているという事で、そんな街の風景をふらふら訪ね歩いてみたのだが、もう一箇所紹介しておきたい場所があった。
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高輪警察署などがあるメインストリート「二本榎通り」をさらに北へ進んで300メートル程行った高輪二丁目、保安寺という寺の参道になっている階段だ。
通りから一歩中に入ると両側に立派な棕櫚(シュロ)の並木が立つ独特の空間が現れる。


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通常は寺の参道と境内を比べると、境内の方が山の上にあるものだが、この保安寺をはじめ高輪界隈では参道の方が高い所から下り坂となっていて完全に逆転している。
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まっすぐ敷き詰められた階段、シュロの並木、両側の古民家、その先に見える寺のお堂。かなり完成されたロケーションである。
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坂を下りきると保安寺のお堂が見える。
ここでも背の高いシュロの木が雰囲気を盛り立てていて、美しい風景だ。
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先ほど下りてきた階段を見上げるとこんな感じになる。
すぐそばには高松宮邸などもあるし、やはりどこをどう見てもお上品さの漂う街である。
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そう思うもつかの間、階段の途中にはかなり普通のアパートが何気なく建っていたりもする。こう見えても最寄り駅である地下鉄の白金高輪駅は徒歩5分程度の位置にある。やっぱりちょっとした別荘地にしか見えないんですが。
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実はこの保安寺の裏手が秘密の抜け道状態になっていて、時折人が通りがかる事もある。もちろん車も通れない狭い裏道がずっと奥へと続いている。
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裏道に敷かれているのはコンクリートタイルだが不自然に曲がりくねっている。
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おまけに道端には井戸まで現れるわ、またしてもここは本当に23区内なのかと錯覚しそうになる。先ほど訪れた高輪三丁目の窪地住宅群も寺と墓地に囲まれていたが、この場所も同様の状況にある。寺町であるがゆえに見る事のできる独特の景色がここにもある。
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ちなみにこの裏道をずっと進むと高輪高等学校の下を潜り泉岳寺の裏手に出るという、まさに裏道とも言えるコースになっているのだ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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