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江戸川区臨海町 幻の葛西ロッテワールド

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東京DEEP案内的にはさっぱりアウトオブ眼中の浦安鼠園ことディズニーランドをはじめとした東京ディズニーリゾートのある千葉県浦安市の京葉線舞浜&新浦安駅周辺。
この界隈にはディズニーブランドに引き寄せられて誕生したニュータウンに住まうブランド志向のマダム「マリナーゼ」などと呼ばれるなんちゃってセレブも居て苦笑ものなのだが、一方で旧江戸川の都県境を跨いだ向こうの江戸川区葛西臨海公園付近の団地は微妙にDQN臭が漂う矛盾。
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とはいえ東京有数のデートスポットとして川向こうの浦安鼠園との相乗効果でそれなりに都民の憩いの場として名の知れている「葛西臨海公園」のすぐ近くに、韓国ソウルの一大アミューズメントパーク「ロッテワールド上陸計画が上がっていた事をご存知だろうか。
今からおよそ10年程前には既に周辺住民への説明も行われ、本格的に工事を進めようとしていたと言われているが、現在のところ「ロッテワールド東京」は完成には至っていない。その現場を確かめるべく、東京DEEP案内取材班は葛西臨海公園近くの江戸川区臨海町の一角を訪れた。


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現在「ロッテワールド東京」の建設予定地になっている江戸川区臨海町二丁目付近にはロッテが用地を取得した上で建てた大型ゴルフ練習場「ロッテ葛西ゴルフ」があるのみで、遊園地のそれを匂わせるものは全くないが、近所にあるコンビニ「サンクス」の店舗名にはその名残りが垣間見える。
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ここのサンクスは何故か「葛西ワールド店」という名称で営業しているわけだが、この「ワールド」がロッテワールドの事を示すのは間違いない。
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しかしこの辺の連中は相当公共マナーがなってない(笑)食べ残しのカスが入ったコンビニ袋をポイ捨てするどころかむしろわざわざ鉄柵に括り付けていくとは一体何事か。
葛西臨海公園北側一帯は大規模物流拠点ということもありDQNトラック運転手の往来が激しい土地でもある。よその土地だと気が緩んでゴミを放置しても平然としているのが普通だ。
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コンビニの向かいには「東京都中央卸売市場葛西市場」。青果物及び花卉を取り扱う、卸売市場の一つである。
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そのすぐそばに「ロッテ葛西ゴルフ」の広大な敷地が見える。都内では指折りの大規模ゴルフ練習場であり、300席もの打席数は日本一の規模だとか。24時間営業であり来客も多く、賑わっている。
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駐車場もまた広大で、近くを走る湾岸道路と首都高速湾岸線から車でやってくる客を大量に受け入れている。この辺のだだっ広い風景は狭苦しいというイメージばかりの東京23区の一般的な風景ではとても考えられない。
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話によると、今はゴルフ練習場として使われている土地をロッテワールドに作り変えて2003年には開業させる予定だったそうだが、不況の影響で設備投資ができる余裕が無くなった事と、予想にはなかった「東京ディズニーシー」の開業で、ロッテワールドを作ってもとても太刀打ちできないニダと尻込んでしまい敢え無く「計画凍結」のまま10年以上音沙汰も無くなっているという事情がある。
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しかし結局今はゴルフ練習場で十分成功しているし、これからもずっとゴルフ練習場のままでいることだろう。それにしてもなぜディズニーランドに対抗心を燃やすかのように葛西臨海公園駅前のこの土地を選んだのだろう。もしかして半島系企業の対抗意識なのだろうか(笑)
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ロッテ葛西ゴルフの文字は京葉線の窓からもよく見える。周辺には大規模団地群と大規模物流集積拠点が立ち並びおおよそ23区らしくない広々とした風景が続く場所だ。
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ロッテ葛西ゴルフの西側に隣接する「臨海町緑地」に入ると、こんな辺鄙な場所なのに何軒かホームレス小屋が掛かっている姿が確認できる。ヤンキーが多い土地柄ですが大丈夫なんでしょうか。
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よく見ると、辺鄙な緑地帯に場違いなエスカレーターの先に「江戸川区臨海球技場」がある。
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巨大下水処理施設「葛西水再生センター」の上に球技場が建っているわけだが、荒川や芝浦の処理場にも言えるが、東京都にはこうした屋上活用型下水処理場が非常に多い。
ここでは江戸川区と葛飾区の一部の汚水を一手に引き受けている。
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臨海球技場の上からは江戸川区臨海部の広大な団地群と開放的な青空が眺望できる。昔の地図を見ると分かるが、臨海町及び清新町の高層団地密集地は全て高度経済成長期以降に埋立された土地なのだ。
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目の前にアメリカ国防総省のようにも見えなくもない三角形の妙にでかい建物がある。江戸川区初の大型総合病院「東京臨海病院」の建物だ。
元は農村でしかなかった東京23区東部の人口激増にあらゆる社会的インフラが追いついていない中で医療施設は特に不足していたそうで、江戸川区は医師の人口比も23区ワースト1(→詳細
2002年になってようやく江戸川区の誘致を受けてこの場所にまともな大型病院が出来たものの、早くもモンスターペイシェント新下町DQN住民のサロンと化している模様。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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