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東海道品川宿探訪・北品川船溜まりと古民家群

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品川駅」が品川区ではないということは以前お伝えした通りなのだが、そこから南へ歩いていくとかつての宿場町である「東海道品川宿」の入口へと辿り着く。ここから品川区の始まりとなるのだ。
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そこには京浜急行品川駅の直前にあり、踏切が横切っている。目の前を京急電車がひっきりなしに行き来しているわけだが、爆走電車で有名な京急快特もこの踏み切りの直前でのろのろ運転。その先の鉄橋と急カーブを経て、狭い京急品川駅ホームに入線していく。


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すぐ近くには品川区と港区の境界線上に架かる「八ツ山橋」。第一京浜方向から品川宿方面に入る道になっており、たもとには旧八ツ山橋の遺構が残されている。JRと京急の車両が行き来する開放的空間ともあり、晴れた日にはさぞかし鉄ヲタの撮り鉄ゾーンと化すであろう。
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品川駅方向に向かう京浜急行の車両。品川駅の南側になぜか「北品川駅」があるのは、品川駅云々は関係なく、単に品川宿の北側であり、品川区北品川という地名があるからだ。
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北品川駅を降りて少し海側に歩くと、唐突に現れる屋形船がずらりと並ぶ船溜まり。
東海道品川宿の佇まいを今に残す「品川浦」である。
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江戸時代にはれっきとした漁村で、海苔の養殖なども行われていたと言われる品川浦だが、今の時代にもしっかり残っていて、この船溜まりから出発しているつり船に乗って沖合いに釣りに出かける人の姿もある。
だが背後には品川インターシティの超高層ビル群。この対比は凄まじい。
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品川浦に架かる「北品川橋」。橋の欄干には「大正十四年九月年竣功」とある。
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品川浦の内側にも並ぶ漁船の数々。岸壁沿いにもそれぞれバラック建ての倉庫が立ち並び水上から土台が組まれている。
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まさに都会のど真ん中の漁村とも言えるべき北品川の街。ここから沖合いに出る釣り船に乗って新鮮な魚を釣って帰れば、都会生活をしながら漁師の暮らしも両立できる。マジオススメ。
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北品川橋を渡った先には何軒かの船宿と古い住宅群がぎっしり並んでいて、かつての漁師町の風景をかすかに残している。
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しかし見逃してはならないのが品川浦の北側に一部残っている古民家群の存在だ。
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わずかに十軒程ではあるが、美しい戦前建築の民家がそのまま残っている一角で、品川区より「しながわ百景」の一つとしてこの地区の古い民家の家並みが選定されている。
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相当年代物の住宅群であるが住人の手入れが行き届いている。この住宅群から品川浦を挟んで屋形船と船宿が並ぶ光景を眺める事もできる。
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各民家につながる細い石畳のアプローチが趣深く印象に残る。戦前の佇まいがここまで残っているなんて意外。DEEPゾーン品川はやはり侮れない存在だ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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