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幻の2016東京五輪 駒沢オリンピック公園

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巷では冬季五輪の真っ最中のようである。スポーツ関連には全くもって疎い東京DEEP案内取材班にとっては、冬季五輪がカナダのバンクーバーで開催されている事を初めて知ったのが2ちゃんのニュー速のスレという状況が当取材班のスポーツへの無関心さを物語る。
しかしつい最近までは東京の市街地各所に五輪マークをはためかせて、オリンピックを東京に!などと招致に熱を入れまくっていたのは記憶に新しい。どうせリオだろ、リオに決まってる、と端から思っていたが2016年の五輪開催地は予想通りの結末となった。

今でこそ日本において五輪熱というのは一部のスポーツ愛好家に留まるだけで、後はマスメディアの押し売りのような五輪放送キャンペーンばかりが目に付くだけというのが現実のようだが、およそ45年前の昭和39(1964)年に実際に東京で開催されたオリンピックは、まさに国民的行事として盛大に行われたものだったという。
2016年東京五輪が幻となった選考会の翌日に、かつての東京五輪のメイン会場だった世田谷区の駒沢オリンピック公園を何気なく訪れた。公園の中心にあるオリンピック記念塔は開催当時の姿を留めたまま今もそびえ立っている。



駒沢オリンピック公園は目黒区と世田谷区に跨る都市公園。一応最寄り駅は東急田園都市線駒沢大学駅になるのだが、結構駅から離れている。

駒沢と言えばミンス党小沢民主席の豪邸があるような街だし、だいたい目黒や世田谷という場所が東京でも最も品が良いエリアだというのは、道中見かける豪邸率の高さを見ていても、通行人の犬連れ率の高さからも、そして公園内のランニングコースで汗を流す人の多さからも伺える。
同じ東京でも住んでいる人種があまりにも違う。リア充しかいない。実に「東西格差」を感じる光景だ。

ランニングコースの内側一帯に陸上競技場をはじめとして数多くの体育施設が集中している。

東京オリンピックの開会式や閉会式など、主だったイベントが行われた陸上競技場が45年以上が経過した今でも現役で使われているのだ。よく見ると公園自体も結構な老朽化が進んでいて、ちらほらと補修工事が行われているのが目に付く。

五輪開催当時ではきっと斬新で画期的なデザインだったであろう建物各所のユニークな構造。螺旋のスロープもコンクリートの劣化からか黒ずんでいるのが分かる。

陸上競技場から中央広場を挟んだ反対側に建っている体育館内に「東京オリンピックメモリアルギャラリー」が入っている。この建物も特徴的なデザインだ。

メモリアルギャラリーは入場無料。かつての東京五輪開催時の写真や映像、パンフレット類、日本代表選手のユニフォームなどなど、他にも走り幅跳びの世界記録の距離分、足跡が床に描かれていたりと、かなり見応えのある内容になっている。写真がないのは内部撮影禁止だからだ。

中央広場からさらに駒沢通りを挟んだ南側にも公園敷地が広がっている。巨大な歩道橋の上から公園を見ると、大階段と広場、そこで思い思いの休日を過ごすリア充な人々の多さが目に付く。世田谷とか目黒ってやっぱり雰囲気違うよね。
他にも駒沢オリンピック公園内には犬連れ客大喜びのドッグランまで併設されており、至れり尽くせりである。
ちなみに付近には駒沢大学や日本体育大学のキャンパスもあり、学生やスポーツマンの姿は非常に多い。

公園南側の屋内球技場では親子でチャレンジできる体操を池谷幸雄コーチの指導で絶賛開催中。こうして世田谷や目黒の子供は幼い時から親の愛情を一心に受けて豊かな教育を受けているんですねえ。

この駒沢オリンピック公園、元々は大正時代に造成された日本初の純国産ゴルフ場「駒澤ゴルフ場」の跡地に出来たものである。ゴルフ場自体は周辺の地価上昇などの理由で郊外の膝折村(現・埼玉県朝霞市)に移転された。
1940年にゴルフ場の跡地で東京五輪が開催される運びとなったものの、戦時下のドタバタで計画は幻となり、その後の1964年に開催が決まった時にたったの3年間の突貫工事で作ったものなのだ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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