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日本橋界隈 (3) 馬喰横山問屋街

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日本橋浜町から北上すると、東京最大の現金問屋街「横山町馬喰町問屋街」が広がる東日本橋エリアに差し掛かる。

このエリアにある駅は都営新宿線馬喰横山駅、都営浅草線東日本橋駅、JR総武線新日本橋の3つ。どれも最寄りにあるのに全部違う駅名というのが統一感がなさ過ぎて何とも微妙過ぎる。



駅から問屋街とは反対側に入ると「薬研堀不動院参道」と書かれた柳の並木道がある。この周辺も商店街と呼べる程のものはなく非常に閑散としている。

現金問屋の事務所や倉庫のような建物に混じって「薬研堀不動院」の建物が現れる。ずいぶんコンパクトにまとまった寺だが、あの川崎大師の東京別院でもあるのだ。

この周辺は年末に「歳の市」が行われ、その時には正月用品が露店に並べられ問屋街らしい活気を見せるそうだが、普段は見ての通りひとっ気がない。

その近くには独特の宗教建築で目立つ「日本山妙法寺」。地元に古くからあるような寺ではなく、全国に支部を置いている団体で創価学会などと同じ日蓮宗系の新宗教であるが平和・反戦活動に熱心で宗教団体なのか政治団体なのか良く分からない(→詳細

東京最大の現金問屋街である馬喰横山の問屋街に入ると、商いの街・大阪船場を彷彿とさせる光景が広がっている。ただし訪れたのが休日だったので店は閉まっていたが。

見事に並ぶ問屋のビルと看板群。ここ横山町大通りと隣の馬喰町新道通りの2つを中心に衣料品店をはじめとした問屋が密集している。ちなみにここからすぐ北側には人形・玩具問屋が密集する浅草橋駅があり、幅広いエリアにあらゆる業種の問屋が一同に介しているのが分かる。

近年では中国や台湾、香港などからの買い物旅行者も増えてきているため、問屋街の各所に中国語で書かれた張り紙を見かける。

馬喰町新道通りに入ると道幅がぐっと狭くなる。やはり休日なので店はことごとく営業しておらず寂しい限りだが、普段は衣料品を卸で買い求める小売業者や一般観光客の姿で溢れ返る。

基本的に昔からやっている問屋は個人客への小売はしないのが当然のルールだったが、流通ルートの「中抜き」も常態化している近年ではそうでもなくなっている。逆に小売をしない店は、店先にその旨を明示しているケースが目立つが、年々少数派となりつつある。

2つのメインストリートを横断する通りに会員制商社「エトワール海渡」の黒い看板がずらりと並ぶ。問屋街の中では大手の業者で存在感が一味違う。

一方で小規模ながらも年季の入りまくった看板を掲げる現金問屋の姿も多い。
大規模小売店舗による安価なプライベートブランドや100円ショップの台頭で庶民が激安製品に走る中、こうした昔ながらの現金問屋は小売を解禁するなどでしのいでいるものの年々追いやられている事は確かである。これも時代の流れなのか。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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