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上野百貨店 (2) 変造テレカ

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レストラン聚楽台にて西郷丼で腹を満たした後は引き続き、上野駅前・謎の「上野百貨店」の建物前からレポートを続ける。

建物東側は「上野松竹デパート」と書かれているがこちらも古すぎてどこがどうデパートなのかよくわからない状態だ。
ただ凄まじく古いと言うことだけは確かだ。
この建物も残念ながら取り壊される事になっている。



1階には辛うじて100円ショップや薬局などが入っているのだが、このへんももうじき無くなりそう。

建物西側にも色々と古めかしくDEEPな店舗が軒を連ねていたがこっち側は完全に店じまいされ、今では白い防音壁に囲まれてしまっている。

「上野松竹デパート」の3階には囲碁センター。この上では平日の昼間っから定年退職後のオヤジが熱い勝負を繰り広げている。だがここも同様に閉鎖されるのは時間の問題。

天井付近をよく見てみると「警告」と書かれた看板がぶら下がっているので何事かと思ったら「変造テレホンカードを購入して使用すると罰せられます 上野警察署長」と書かれていた。
そうだ、まだ携帯電話がなかった時代の話だ。ここ上野公園界隈ではイラン人を中心とする外国人ブローカーによる変造テレカの販売が横行していた。一時期上野公園と言えばイラン人が変造テレカを売っている場所だと言われるまでに有名で「十枚千円、十枚千円!」と片言で叫びまくるイラン人の姿が目立っていた。
携帯電話の時代になった今でも、在日イラン人の一部には名古屋近郊で白い粉の販売に「もしもし電話」と呼ばれる薬物購入客の携帯番号が記録された携帯電話を高値で取引する犯罪グループがいたりしてとてもデンジャラスです。。。(→詳細

そんな怪しげな上野駅前「上野百貨店」の建物も取り壊し寸前で内部はまるで虫の息のような状態になってしまっている。

レストラン聚楽台のある2階からさらに階段を上まで登ると…

その正面には誰もが知る西郷隆盛の立派な銅像が鎮座しているのだ。

教科書に出てくるくらい有名な銅像だが、その周辺はホームレスのオッサンの憩いの場と化している。
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一時期は変造テレカを売るイラン人ばかりがいたそうだが今の上野公園は都内有数のホームレスの楽園である。人口もかなり多いのだが路上カラオケをやったり聖書を読んでいたりホームレス同士が結婚するなどかなりバラエティに富んでいるのが特徴だ。
相次ぐ「派遣切り」で新参ホームレスが増加している中、新旧双方で生活ルールに関して揉め事になる事も多いと聞く。
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先ほど登ってきた階段は、実は駅への近道だったのだ。レストラン聚楽台が閉鎖してしまってからはこの近道も封鎖されていて現在は使う事ができない。
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デパートの屋上というのは開放的でどこか取り残されたような空間が広がっているのだが、この場所も上野公園の敷地でありながら「上野百貨店」の屋上にあたる不思議なゾーンだ。
その上から目の前の景色を眺めると、アメ横をはじめ上野の駅前の風景が一面に広がっているのだ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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