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杉並のネパール「堀ノ内」 (1) 日蓮宗本山妙法寺

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東京23区の西側に位置する「杉並区」はJR中央線が走る高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪に限っては大人気エリアで、賑やかな商店街、古いながらも落ち着いた住宅地、そんなイメージもあって比較的好印象に受け取られるが、一方で「中央線以外」の杉並区は一貫してマイナーな存在だ。

我々は今回、「中野センター」がある中野駅南口からぞろぞろ歩いてきた訳だが、そのまま東高円寺駅前を突っ切って青梅街道をさらに南下、方南町駅近くにある立正佼成会本部までを歩こうという予定でやってきていた。
地下鉄丸ノ内線が中野坂上から荻窪行きと方南町行きに分岐するルートの中間地点にも「杉並のネパール」と称されている交通不便地、堀ノ内が存在する。
堀ノ内と言えば街のシンボルともなっている日蓮宗の本山「妙法寺」が有名である。地下鉄東高円寺駅から南に徒歩10分程度の場所にある。



東高円寺駅から環七沿いに南に下ると見えてくる古びた高層マンション「都営堀の内三丁目アパート」が妙法寺入口の目印となる。四角で統一されたゴツゴツとして無機質な外観が特徴的な団地。

堀の内三丁目アパートは昭和44(1969)年に建造されたものでかなり古い。周囲に都営住宅はなくこれ単体で建っているのもあってかなり目立つ。

都営住宅のある環七沿いを見ると、中央線沿線あたりの華やかさが抜けきって、どこかしらやさぐれた感じのする店が並ぶ。雰囲気は同じ杉並区でも全然違うのである。

団地の横を抜けると、妙法寺の入口に差し掛かる。
「堀之内やくよけ祖師」と金文字で書かれた黒いゲートが現れる。
どうやらこっちはクルマの入口だったようだ。

そのまま駐車場を横切って「山門はこちらです。」の案内が書かれたゲートをくぐる。いちいち案内ゲートが立派である。

妙法寺の山門は南側を向いている。杉並にもこんなでかい寺があったのかと思う程立派なものだ。全然知りませんでした。

山門の正面には参道商店街が伸びている。付近にはスーパーサミットもあって、そこそこ買い物客で賑わっていた。最寄りの東高円寺駅前まで出るのが億劫な地元民が非常に多いようだ。

境内入口の仁王門をくぐって中に入る。

仁王像の前の金網に掛けられた草鞋。千社札みたいなもんなのだろうか。行者がこれを履いて歩き回ったのだろうか、ボロボロになっているものも多い。
寺の仁王門に草鞋を吊るす習慣は日本各地の寺で見かけられる。仁王様の草鞋だということで巨大な草鞋を吊るしている所も多い。信仰の世界は実に奥深い。

妙法寺は「おそっさん」と呼ばれ厄除け祈願に訪れる参拝客が多い。江戸時代からある由緒ある寺院で地元民の信仰が厚い。こうした信仰の厚い寺を中心とした街というのは、どこを見ても雰囲気が独特だ。

この寺は「日蓮宗」に属する寺で、大田区の池上本門寺などと同じ。しかし新宗教をも含めると近所にある立正佼成会だって日蓮宗系の団体だ。何かの縁なのだろうか。
妙法寺がある関係だろうか、この周辺は小さな寺も数多く点在していて、寺町の様相を呈している。なるほど「杉並のネパール」とか言われているのはこういう所から来ているのか。

立派であるという事以外は別段普通の寺なので、とりあえず妙法寺を出て、近くの参道商店街を散歩する事にした。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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