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肉食系下町「亀戸」 (4) 煎豆屋と香取神社

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亀戸駅北口から明治通り沿いに北上すると蔵前橋通りとクロスする亀戸四丁目交差点に差し掛かる。
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ここは以前訪れた貧民御用達スーパー、賞味期限切れ食品を堂々と売る「サンケイスーパー」に程近い。ここまで来ると駅前の喧騒からは離れて延々と下町風景が広がるのである。



亀戸にはなんと交差点に王様の宝箱が落ちている!その正体はエロ本自販機を改造したDQN仕様のトレジャーボックス自動販売機。こういう自販機があるのも下町ならでは。誰が買うんだよこれw
しかしさっきからやけに路上にハトのフンが落ちているのが気掛かりだ。
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そう思ってふと頭上を見上げると電線の上にびっしりと鳩が止まっているではないか。うかうかしていると頭に糞を落とされかねない。危険だ。
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鳩の集団が狙いを定めるのは交差点の角に建つ老舗の豆屋「但元いり豆本店」。ここ亀戸で豆を売り続けて90年。店先に出された炒り豆入りショーケースのレトロさがひと際重厚感を漂わせる。
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この豆屋の豆をかっさらうが為に交差点付近には常に鳩の集団がたむろしているのだ。
店が営業中の時には絶えず店内に突撃する鳩とそれをハタキを振りかざして追い返す店員との仁義なき争いが一日中繰り広げられている。
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但元いり豆店にたむろする鳩は店が開く前からこの通りスタンバイOK状態。鳩が豆好きなのが実によくわかる。亀戸周辺に生息する鳩はこの店の存在がDNAレベルで刻み込まれているのであろう。

サンケイスーパーでおなじみ香取神社参道商店街を抜けると現れる「亀戸香取神社」。千葉県香取市の香取神宮を中心に関東地方の利根川・江戸川沿いに多くの分社がある香取神社のうちの一つだ。

亀戸香取神社は勝負事のご利益があることで知られ「スポーツの神様」として信仰を集めているという。変わった事に狛犬がサッカーボール…いや、蹴鞠を持っている。

境内はごく普通の雰囲気に見えるし非常に静かである。大してツッコミどころもないかと思っていたがそうでもなかった。

境内の手水舎前に置かれた巨大な「亀戸大根の碑」。江戸時代にこの周辺で作られていた大根の一種で、毎年3月初旬には境内で採れたての亀戸大根を配布するイベントが行われる。普通の大根よりも小ぶりのもので、今でも荒川を跨いだ葛飾区内で栽培されている。

さらに本殿の横には地下水の鉄分か何かでやたら茶色に変色した恵比寿様と大黒様の石像が置かれている。

その傍らにはタワシ。亀戸の地名の元となった井戸「亀井戸」の水を福の神様に掛けて、自分の身体の悪い部分を撫でれば、病魔が退散するとか。巣鴨とげぬき地蔵の洗い観音と似ている。

その隣にも亀戸の地名の元である井戸「亀ヶ井」が再現されたものが置かれている。亀ヶ井とも亀井戸とも言われていたものが、いつしか「井」が取れて今の呼び名になった訳である。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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