幸福の科学・白金エルカンターレ村 (2)

日本を代表するセレブタウンが宗教タウンに!新興宗教団体「幸福の科学」施設が密集する白金四丁目の住宅街をまだまだ探索することにしよう。
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高台の高級住宅街エリアから外れて、北里通りへ抜ける坂を下って行く。建物の隙間から六本木ヒルズの超高層ビル群が見えるなどして、まだまだ丘の上に居る事が窺える。ここから先はかなり街並みが庶民的なものに変わってくるが…


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教団施設の「白金第二僧房」を過ぎて北里通り方面に抜ける下り坂。この左側に巨大な神殿のような建築物が現れるはずだ。幸福の科学総裁・大川隆法氏夫妻らが事実上の住まいとしているという「大悟館」である。
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大悟館の裏側は使われていない古い階段がある。かつてはどこかに繋がっていた階段のように思えるが、今では閉鎖されていてすっかり草だらけの姿を晒している。
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「大悟館」の建物を斜め上に見ながら坂を下って行く。他の教団施設はいわば「普通」のいでたちだったが、この建物に限っては威圧感が全く違う。ギリシャ風の白亜の宮殿を模したかのような外観に、最初はどこかの大使館か何かと勘違いしたが、違う。
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坂を下りきって、大悟館の正面玄関前に辿り着く。頭上にはギリシャ神話の神・ヘルメス像。酷く現実離れした高級住宅街の一角に、これまた現実感のない建築物が突然現れたといった印象である。
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頑丈に閉ざされた玄関の脇には「宗務本部 第一聖務局」と書かれた看板も掲げられていた。総務ではなく「宗務」、政務ではなく「聖務」という所が実に新興宗教らしい。
建物自体も真新しく、恐らくここ十年以内に出来たものであろうと思われる。
この大悟館の総工費は50億円とも言われ、土地は過去に福沢諭吉の邸宅があった場所だという。教団の資金力を見せつけられたかのようだ。
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教団の中枢施設のように見えるが、玄関にはちゃっかり大川さんの表札も掛かっていて笑える。しかしまあとんでもない所に住んでいるな。信濃町の大作先生の邸宅ですらもう少し大人しいぞ。
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ちなみに大悟館の隣にはなぜか最高裁判所の三光町宿舎があり、それを挟んで港区立朝日中学校、朝日児童館などの教育および保育施設が並んでいる。ある意味凄い教育環境だ。
主エルカンターレの住まいを目前に、普通に民家が並んでいたりしてシュールな光景である。
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しかしそんな民家のポストを見るなり「幸福の科学 お断り!」と書かれていて思いっきり嫌われてしまっているし、周辺住民がかなりナーバスになっている事が窺える。布教活動や近所だからこそのトラブルも無い訳ではないだろう。
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さすがに本拠地だけあって、幸福実現党ポスターの数もかなり目立つ。あと数年すると白金界隈が第二の信濃町と成り得るか否か、それは幸福実現党の戦況次第かも知れない…って、また党首変わったんだよね。
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また、幸福の科学は最近になって白金高輪駅前にもご立派な施設を完成させちゃっている。近所の泉岳寺駅近くには「東京正心館」という巨大施設もあって、この一帯は既に宗教タウン化が加速していると判断しても間違い無さそうだ。


>幸福の科学発祥の地・西荻窪へ

東京都港区
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