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セレブの憧れ・白金台 (2) プラチナ通り<後編>

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超セレブタウンだったり幸福の科学施設だらけだったりと、高級住宅街なりのカオスっぷりを見せつけてくれる港区白金界隈を歩いてきて、再びシロガネーゼが闊歩する「プラチナ通り」まで辿り着いた。
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プラチナ通りこと、外苑西通りの終端部分が目黒通りとT字で交差する白金台交差点。その正面から通りを眺めると、真っ直ぐに並ぶ街路樹が続く。すぐ近くには南北線・都営三田線の白金台駅もあって交通の便は良い。


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洗練された大人のセレブタウンだというイメージが先行するプラチナ通りだが、白金台交差点に近い側は古いバラックさながらの民家も残っていて実は多様性に富んだ街であることが窺える。
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白金台がセレブの街と化する前からそのまんまやっていそうな古い学習塾や電器店の入る雑居ビル、そこから向こうはおおよそ庶民的な雰囲気が抜けて行くが、この付近に限ってはまだまだ下町臭さが残る。
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学習塾の裏手の道に入ると平然とアパートが並んでいたりして笑える。その気になればこの辺のボロアパートに住んで「シロガネーゼ(笑)」と名乗る事も出来るのである。住所も白金台だし嘘偽りない。
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裏手に回ると下り坂を降りた先にもまだまだ住宅が並んでいるのが見える。この付近の低地も、白金奇数丁目エリア同様町工場が残っていて、セレブなイメージとは程遠い。
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遠目の高台に見えるレトロ建築は東大医科学研究所の敷地内にある「旧国立公衆衛生院」。現在は使われておらず廃墟同然となっているそうだ。
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プラチナ通りから一歩中に入った通りを歩くと「白金台研修センター」と書かれた建物がある。陽光会館の別名もあることからまた宗教施設かと思ったが、独立行政法人NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が所有している施設だった。現在売却の予定だとか。
宗教法人でも胡散臭いが独立行政法人というのも金遣いが荒いなどろくな話を聞かない。
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裏通りの終端には謎の洋館。表札には何も書かれていない。
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再びプラチナ通りに出ると、緑色をした奇天烈な物体がコンビニのローソンを挟んだ向かいに建っている。これもセレブ趣味の一つなんだろうか。外観からするとビルにすら見えない。
その正体は、浅草のうんこビルを手がけた建築デザイナーのフィリップ・スタルク氏が1989年に建設した「ユーネックス・ナニナニ」なるテナントビルだ。(ツツイ白金台ビルという名称も使われる)
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プラチナ通りの反対側から「ユーネックス・ナニナニ」を遠巻きに眺める。5階建てで、上層階になる程先細りしているのが分かる。窓は建物南側にしかついていない。
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建物自体もプラチナ通りの街路樹をわずかに上回る高さだ。5階の天井部分にはプラネタリウムが仕込まれていて、プラネタリウムバーとして営業中。そして地下には高級フレンチの「OZAWA」も入っている。
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横から見るとクジラが海面から頭を突き出しているように見えなくもないが、浅草のうんこビルを手掛けたデザイナーと同一人物という事を知ると、不思議な事に巨大な緑のウンコに見えなくもない。きっとウンコみたいな有機的な造形が好きな人なんだろう。フィリップ・スタルクさんって。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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