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セレブの憧れ・白金台 (3) 白金台にもある下町ゾーン

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プラチナ通りだけを見ているとさすが白金台はセレブの街だなと早速結論付けてしまいそうになるが、その両脇に入ると途端に下町臭さが残っていて面白い。
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プラチナ通り東側の路地に入ると、殆ど高級マンションや住宅ばかり混じっている中でも、どっしりとドラム缶を玄関口に抱え込んで現役で仕事をしている町工場が残っている。


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さらにそこから東側一帯が低地になっていて、細い路地にコンクリート階段、脇には古いアパートが残る、白金の下町らしい風景がびっしり残る場所もあるのだ。
通り道をたった二つ跨ぐだけでセレブタウンからド下町へ変わる。
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で、こういう街にちゃっかりと貼られまくる政党ポスター群。貧民の味方である日本共産党ポスターも白金台の下町ゾーンでは健在。幸福実現党があるのは幸福の科学施設が近いせいか。
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そこそこ長いコンクリート階段を降りると、上と下では高低差3~4メートルくらいの違いはあるだろうか。相変わらず階段と坂だらけである。
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白金台四丁目10~16というごく狭いエリアだが、周囲よりも一段低い窪地には一戸建てに混じり古いアパートや木造民家などが散らばっていて、おおよそ高級感がない街並みが広がる。
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所々町工場も残る白金台四丁目の低地を外れると、丘の上に建つ目新しい高層マンションが威嚇するように立ちはだかる。
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目黒通り北側の路地に並行して、かなり昔に作られたと思われる煉瓦積みの法面が見られる。その下は人一人が何とか通れそうな隙間があって何だかそそられるが、近所の人に怒られそうなので入らないでおいた。
プラチナ通り東側はひとまず置いておいて、次は西側に回る事にする。
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プラチナ通りの西側も、所謂「隠れ家的」レストランが散在する中で、昔ながらのオンボロアパートが容赦なく残っている光景が見られる。
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このボロアパート、建物自体は本当にボロいが、とにかく玄関口が風情を残していて非常に美しい。屋根付きの玄関扉の向こうは石畳のアプローチが続いていて、まるで老舗の料亭のようだ。白金台の片隅にこんな建物が残っているとは奇跡的ですらある。
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玄関扉の脇には手書きでアパートの名前と住所が記されていた。蜷川アパートというそうだがネット上でも何一つ情報が無い。
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たまたま蜷川アパートの横の土地が空き地となっていたので、アパート全体を真横から眺める事が出来た。かなりのボロアパートだと思ってはいたが、奥の一棟はどう見ても人が生活しているようには見えない荒れっぷりだ。
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2階に続く階段は完全にブッ壊れてしまっているが、どうやら1階には人が住んでいるような形跡がわずかに伺える。どういう暮らしをしているんだろう。
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ここからすぐ西側には恵比寿ガーデンプレイスの近くまで続く広大な自然林、国立科学博物館附属自然教育園の敷地と、台北駐日経済文化代表処、国交関係がない台湾との事実上の大使館に相当する施設がある。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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