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品川DEEP「五反田」 (9) 大崎広小路

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JR五反田駅から南に5分程歩くと山手通りと交わる大崎広小路交差点と、東急大崎広小路駅がある。池上線開業当時は終着駅だった影響で五反田駅からやたら近い位置に駅が存在している。
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交差点の角には「ゆうぽうと」という巨大なシティホテルが建っていて、ランドマーク的存在となっている。その名の通り、元々は日本郵政公社によって建てられた東京簡易保険会館で「かんぽの宿」などと同類の宿泊施設だったが、郵政民営化後はホテル事業を民間委託して営業が続いている。


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大崎広小路交差点近くには、五反田が工業の街であることを思わせる、錠前・金物メーカーのタキゲン製造本社オフィスがある。昔から五反田周辺は工業地帯として発展してきた歴史があるため、他にも工業系企業のオフィスは数多い。
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タキゲン本社の向かいには高層マンションやオフィスビルに紛れて古い商店ビルが残る。左端には「機械工具」の看板を掲げる(一部崩落)業者の店舗と、その隣には作業着屋。やっぱりブルーカラーの街なんですね。
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東急大崎広小路駅前まで来ると、山手通りを跨ぐ橋桁がなんだかややこしい事になっている。ちょうど、老朽化に伴なう橋桁の耐震補強工事が始まっている所なのだが、かれこれ昭和初期からそのまま使っているものだけに、よくここまでもったものだと感心する。
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耐震補強工事真っ最中のオンボロ高架下を通る山手通りの車もかなり窮屈そう。さらに山手通り側も拡幅工事が控えている為、周囲は工事ラッシュで非常に騒々しい。
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高架下に潜り込むと、耐震補強工事前の池上線の橋桁部分が見える。骨粗鬆症の婆さんの骨みたいな事になっていて一大事だ。周囲を既に鉄筋で囲っていると言う事は、取り敢えずの応急処置みたいなものなんだろう。
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高架下を跨いで反対側へ。ここから五反田駅側の一帯も見事に高架下建築が続いていたようだが取り壊し作業が進んでいる。山手通りに面した不動産屋の建物だけは辛うじて残っているようだ。
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しかしその隣からは立ち退きが終わっているようで、これまた死にかけの婆さんの脛みたいな古い橋脚が丸裸になっていた。
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ここにもかつては高架下飲食街が並んでいたのだろう。この場所はどうやら蕎麦屋だったらしい。もっと早く来ていれば良かったと再び後悔先に立たず。
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ただ、一軒だけ居酒屋がしぶとく残っている場所がある。「串焼ぽっぽ」。鳩肉でも出すのだろうか。これも近いうちに「友愛」されるでしょう。ご愁傷様です。
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裏側に回っても同様に建物が取り壊された後だった。橋脚が黒ずんでいるのは単に経年劣化という訳ではなく、長年の人の生活の営みがこびりついたものなのか。向こう側の「串焼ぽっぽ」の建物が見える。
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引き続き池上線の橋脚があられもない姿を見せている。左側の壁は先程の不動産屋の建物になる。
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此処から先、五反田駅手前の目黒川までは既に工事用の柵で覆い尽くされてしまっており、味気ない事この上ない。
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鉄道高架橋の微妙なカーブ、殺風景な鉄柵…こういう風景を見ると、何気なく横浜黄金町の雰囲気を想起させる。
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池上線高架下から真上を見上げるとかなりの迫力だ。よく見ると上下線で別々の橋桁になっているのが分かる。建設時期が違っているのだろうか、詳しい事は分からなかったが。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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