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世田谷区桜新町 (1) サザエさん通りに三色旗

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自由が丘からエーダンモール深沢小沢邸と辿ってきて、世田谷区桜新町エリアに差し掛かる。結構長い道のりだが、途中の街並みは世田谷区らしく普通の住宅街ばかりで風景は正直つまらない。


桜新町に入ると住所が「桜新町」と「新町」の2つがある。桜が付くのと付かないのとではどう違うのかよく分からない。しかしのっけから公明党ポスターに「ご自由にお取り下さい」と人の家の玄関先に聖教新聞がポストされた光景が現れて唖然としてしまう。この界隈もベースは下町なんだろうか。



桜新町駅に至る道すがら、玉川通り沿いに広大な空き地が残っていた。大量のシロツメクサが地面を白く覆っている。首都高渋谷線あり農地ありと田舎なのか都会なのかよく分からないのが世田谷区桜新町付近の街並み。
桜新町界隈も平凡な住宅街にしか見えないが、1999年には女性が変死する未解決事件も発生していたり何気に色々とある土地だ。

そして再び旧呑川緑道に差し掛かる。この辺りでは菖蒲が植えられていて川沿いに紫や黄色の綺麗な花を咲かせる。地味に美しい光景が見られる穴場だ。

玉川通りに面して緑道の上が小さな花壇の広場になっている。何故か犬の銅像が置かれている。

そんな旧呑川緑道の脇に栗の湯という古い銭湯が一軒現役で営業している。世田谷区も高級マンションや一軒家だらけになって銭湯はかなり減少してはいるが、現在も各所に残っているのだ。

栗の湯のコインランドリーも同様に古びたアパート兼店舗風の2階建て。左側は何か店が入っていたようだが潰れてもぬけの殻になってしまっている。左上に見えるのは首都高渋谷線だ。

玉川通りを渡って北側に入ると桜新町商店街に入る。そのまま進むと桜新町駅があるが、この商店街に来ると必ず目に入るものがある。

言わずと知れた「サザエさん」の絵が商店街のあちこちに掲げられている。サザエさんの作者である故・長谷川町子氏が長年桜新町に住んでいた事に由来している。近くに「長谷川町子美術館」もあって、有名っちゃ有名。

平凡で平和な古き良き日本の家庭を描いた「サザエさん」を生んだ土地が世田谷区桜新町であり、磯野家の住所も桜新町なのだ。確かに平凡でとりわけツッコミどころもない普通の街並みが続く桜新町付近は、サザエさんの人畜無害っぷりと被る。
ちなみに長谷川町子氏は「のらくろ」の田河水泡氏の弟子でもあり、日本マンガ界の重要人物の一人でもある。その田河水泡氏も森下駅近く、江東区高橋商店街「のらくロード」で顕彰されまくっているわけだが。

「サザエさん通り」という愛称まで付いている桜新町商店街振興組合の事務所にはなぜか歌手の水前寺清子氏のポスターまで貼られている。この人も桜新町に40年以上住んでいるらしい。

商店街沿いはあらかた綺麗なマンションばかりに建て替えられていて、こうした古い商店の建物は絶滅危惧種のような状態になっている。

桜新町と言えばサザエさんに水前寺清子、それにねぶた祭りが名物らしい。いたって平凡そうな街です。

しかしこの付近も公明党ポスターがやたら多いのだ。ちなみに桜新町には創価学会東京池田記念講堂がある。道理でポスターをよく見かけるわけだ。

文房具屋の軒先にもポスタープラス三色旗である。どこのルーマニア領やねん。桜新町はさしずめ世田谷のプチ信濃町であろうか。

そんな訳で微妙にツッコミどころに困る桜新町商店街でした。んがぐぐ!

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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