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全然お洒落じゃない裏・青山通り散策 (1) 裏表参道

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東京の中でも我々DEEP案内取材班から最も縁遠い街が「表参道」。自由が丘と双璧を成す激甘スイーツゾーンであり駅の地下街にまでブティックやらが軒を連ねる女の為の街。
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そんな訳で滅多に表参道にはやってこない訳だが、地下鉄の改札を出るとそこらじゅうから漂ってくる女物の香水の匂いはさすが表参道ならではといった所か。毎度の事ながら甘すぎて無理です。
ベタな表参道ヒルズや原宿に通じる道ではなく、我々が今回訪問した目的は青山通りの裏側に残る、古い街の風景を見に行く事だ。


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表参道通りの余波を受けるかのようにオシャレ系の店が立ち並ぶ青山通りに沿って歩くと、殊の外古い団地が多い事に気が付く。しかも公団住宅か都営住宅である。オレンジの外壁が目立つ「北青山3丁目団地」も公団住宅で、昭和38(1963)年築とかなり古い。
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今では表参道ヒルズになってしまった土地には同潤会青山アパートもあった訳だが、表参道界隈も古くから青山北町アパートや原宿団地など団地が多く建てられ、住宅地として開発されてきた。
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青山通りを挟んだ東側には同じく公団住宅の「南青山3丁目団地」の建物もある。これも昭和39(1964)年築である。団地自体がケバケバしい広告看板に取り囲まれているというのがいかにも渋谷らしい。
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このケバケバしい広告の元は隣にあったエイベックスの本社ビルだった。

ギラギラしたポップカルチャーが渦巻く青山通りから一歩中に入り込むとまるで忘れ去られたかのような路地が残っていて新鮮さを覚えるのである。
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おまけに、どう見ても戦前築としか思えない平屋建てのオンボロ民家の姿もある。トタン板から汲み取り便所などに使われる臭突が斜めにひょっこり顔を出しているのだ。まさか表参道で臭突付きの家を見られるとは思わなかった。
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古民家のトタン壁に埋め込まれて形で古い石の土台と土管が見えている。いったいいつの時代に建てられた家なのだろう。
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実に表参道らしからぬ家を発見して興奮気味になるわけだが、他はおおむねお洒落マンションかビルに建て替えられていて風情もへったくれもない。
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どうやらこの付近は戦災を免れた地域があるようで、至る所に板葺きの壁を持つ古民家が点在している。しかしこのように古民家改造オシャレレトロ物件に生まれ変わったものもあって、それも表参道がトレンディタウンである為の運命なのか。
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路地を抜けると青山通りに並行する通りに至る。正面にはホテルフロラシオン青山、周囲は表参道らしくオシャレ系なマンションなどが多数を占めている。
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再び青山通りに戻るべく、北側の長者丸通りを西に入った所。真正面に六本木ヒルズ森タワーが見えるというなかなかのロケーション。
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この通り沿いも地味に商店街が形成されていて、店がちらほら並んでいる。本屋なのか雑貨屋なのか自販機置き場なのか何だかよく分からない「まりや書店」の前を通りがかり、先程のエイベックスビルの前から青山通りに抜ける。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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