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東京九段・靖国神社 境内の見どころ

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本日8月15日は終戦記念日です。
毎年この時期になるとテレビでは戦争特番、全国では記念式典が行われるのだが、その中でも特に熱いのが靖国神社についての話題だ。
毎年、この神社に首相や閣僚が参拝する、しないの問題で大騒ぎするのも恒例行事となってしまった訳だが、政教分離がいかんというなら信濃町は存在自体がそうはいかんざきである。
だが実際にどんな神社なのか見た事もなければ、思想的に嫌悪するだけで全然知らなかったりする人間も多い。
極端な思想の偏りの持ち主も嫌だしウヨサヨ論争は正直どーでもいいのだが、明治以降、とりわけ戦後の日本史には重要な位置を占める施設である事には違いない。これまでにも東京DEEP案内取材班は幾度となくこの地を訪れている。その記録を少し紹介しようかと思う。
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まあ有名過ぎて改めて案内するまでもないが靖国神社へは地下鉄九段下駅が便利。しかし桜の時期と8月15日は駅が混雑しまくるので、隣の神保町や市ヶ谷・飯田橋辺りから歩いて来ても良い。


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九段下駅方面から靖国通りに沿って歩くと巨大な大鳥居が嫌でも目に付くであろう。ちなみに神社の南側には北の丸公園が広がっている。桜の時期には壮絶な桜並木を眺める事が出来、凄まじい数の花見客が殺到する。
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そのまま参道を進むと続いて現れるのが、参道中央に立ちはだかる大村益次郎像。幕末期の政治家で、靖国の前身となる東京招魂社の建立を進めた人物。
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途中でかなり年季の入った土産物屋があって、周辺が参拝者の休憩スペースになっている。でかい石灯籠の土台に腰掛けるのは退役軍人と思われる爺さん。いつも三味線片手に演奏しながらこの付近で座っている。
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この土産物屋はかなり前からいささか無節操な内閣パロディ土産の数々を売りまくっている訳だが、毎年のようにコロコロ内閣が変わるので行く度に違う物が売られている。2007年当時では安倍晋三内閣だったので「晋ちゃんまんじゅう」だった。
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安部内閣が総理の体調不良で終わってから福田内閣に変わった後の土産物屋。地味な福田康夫内閣のキャラをきちんと押さえて「ビンボーくじ」などと皮肉っていた。
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さらに安部内閣が退陣して麻生内閣に変わった2008年にはアキバに媚びまくりのヲタ仕様の土産物が乱発。
しかし現在は民主党に政権交代して、あまつさえ菅直人内閣になっているんですが、土産物は相変わらずあるみたい。この売店で売られているかどうかは未確認。
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土産物屋の中もソース焼きそばの臭いが充満しまくっていて凄まじくカオスである。東南アジアの場末の屋台のような雰囲気さえ漂う。そんな場所に額縁入りで飾られている天皇皇后両陛下。
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その次に第二鳥居が現れる。この鳥居はかなり古く、明治20(1887)年に建てられたものである。
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青銅製の第二鳥居は、その裏手を見ると「大阪砲兵工廠鋳造」の文字が刻まれている。大阪で作られた鳥居だったのだ。さらに大阪砲兵工廠を創設したのは大村益次郎である。
周防の国で生まれ大阪の適塾で学んだ大村には、軍事拠点を東京ではなく日本列島の中心に近い大阪に作った方が有事の際に有利であるという考えがあったからだ。
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第二鳥居、神門、第三鳥居と潜ると拝殿が現れる。東京以外に住んでいても、毎年のテレビ報道で見た事くらいはあるだろう。特に8月15日には参拝者の列が物凄い。
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拝殿から右手に遊就館の建物がある。明治以降の軍事資料や軍人の遺品を集め陳列している、日本では数少ない「軍事博物館」となる。全て展示内容を見ると優に一日は掛かるかも知れない。
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ある意味日本で最も有名な神社かも知れない靖国の絵馬掛け場は、やはり凄まじい。普通に願い事が書かれているものが大半だが、たまに意味不明な電波絵馬が掛かっている確率が非常に高い。
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何が言いたいのかさっぱりわかりません。
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あと、ハングルで「日本沈没」などと書かれた恨めしい絵馬もひょっこり隠れている。腐れ縁の隣国とは永遠に仲良くなれそうにもありません。
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他にもこんな過激な絵馬も普通に存在していてヤバイ。カルト宗教が嫌いだからってそれははっきり書きすぎだろう。
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「選挙で民主党が勝つなどという国をほろぼすようなまちがい」って、せっかくお願い事を書いたのに残念でしたね。現実になっちゃいましたね。2010年の終戦記念日は菅政権全閣僚参拝なしです。
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日本は戦後65年平和ボケであり続けた訳ですが、これからいつまで平和な世の中が続くのか、誰にも分からない。平和を祈る行為は尊いが、ただ闇雲に祈るだけではどうにもならない時代に差し掛かっているかも知れない。
静かなる祈りの地、靖国神社における人間観察はまだまだ続く。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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