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独女が殺到するパワースポット(笑)「東京大神宮」

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最近東京でも独り歩きしている「パワースポット」といった言葉で神社仏閣がチヤホヤ持て囃されて、境内には「パワーが貰える」と噂を聞きつけてやってきた若い女性だらけになってしまうという珍現象が続発しているようで、一体どうなっているのか気になって仕方がない東京DEEP案内取材班。
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どうやら縁結びのパワースポットとして人気だというのが、飯田橋駅近くにある「東京大神宮」。結構大それた名前の神社だがあまりメジャーではない。
明治時代に創建された比較的歴史の新しい神社だが「日本最初の神前結婚式が行われた神社」で、良縁に恵まれる縁結びの神社として噂が広まり、ここんところのパワースポットブームとやらで独女が殺到する奇妙な現象が顕在化している。


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東京大神宮における日本最初の神前結婚式が、明治33(1900)年に後の大正天皇となる皇太子殿下と九条節子姫のご成婚。その縁にあやかろうと祈願に訪れる参拝者は昔から多かったそうだが、近年では参拝者が独女だらけになっている模様。
平日の夕方にふらりと境内を訪れたのだが、確かに神社の入口からやけにハイテンションで記念撮影中の独女グループの姿を見かける。
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東京大神宮は「東京のお伊勢さま」と書かれている通り、伊勢神宮と同じ天照皇大神と豊受大神を祭神としている。神社の名前だけ聞いていると明治神宮のような巨大な神社を思い浮かべそうになるが、境内はそれほど広い訳ではない。
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まず境内に足を踏み入れると、参拝者の8割5分くらいが女性ばかりという事に気が付くはずだ。別に男子禁制という訳でもないのに良縁祈願の為に訪れるのはなぜ女性ばかりなのか、不思議なものだが、京都の縁切り神社(安井金比羅宮)だってやっぱり悪縁退散祈願をしている参拝者が女性ばかりなのを見ていても、やっぱりこれは男女の性差の問題なのかと思ってしまう。
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拝殿の前で参拝のために行列している人は殆どが女性ばかりだ。ここまであからさまな傾向があるとさぞかし必死だなあと傍らでは思う訳だが、女は女で売れ残りの年齢になっても理想が高いままだったり、男は結婚を諦めるわ単にヘタレのままだったりするわで、神の国ニッポンの無縁社会っぷりは年々深刻さを極めている今日この頃であります。
八百万の神もこの現状を見てさぞかし渋い顔をしているかも知れない。
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拝殿脇のカウンターで御守りを買い求める参拝者も、やはりその多くが女性だ。縁結びの御守りは多数あるようだが一番人気が「縁結び鈴蘭守」(初穂料700円)。
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御守りを買ったら次はおみくじだ、という事で、これまた如何にもといった感じの「恋みくじ」「華みくじ」が置かれている(初穂料200円)。
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おみくじが入った箱のデザインとかを見ても女性を意識した作りになっているし、男一人で来ると妙に場違いな雰囲気がしなくもない。
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良縁が欲しくてしょうがない独女の焦りは何でもない模様の一つまでハートマークに見えてしまうらしく境内にはこのような解説が。ハート型に似ていますが猪の目という刳形の一つです。
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当たるも八卦当たらぬも八卦、神様に祈って御守りを買って恋みくじを引いた後どれだけの独女に縁が訪れたのか、それは赤の他人の知る由でもない。
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やけに真剣な目つきの独女の行列を横目に絵馬掛け場が続いている訳だが、絵馬の内容を見るとどれも女性が「良縁に恵まれますように」と祈願しているものばかり。完全に婚活スポットと化してしまっている。もし運悪く悪縁に巡り合ってしまったら板橋の縁切榎もお勧めしたいところである。
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一通り参拝を終えた後は境内脇の休憩スポットで一息付くのも良い。ちゃんと独女の為に暑い夏でも快適に過ごして貰うという事で頭上にドライミストが設置されているという神社の優しい心遣い。身も心も潤したいものだが休憩中の独女達は皆どこか浮かない乾いた表情をしていた。
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東京大神宮の境内には結婚式場「東京大神宮マツヤサロン」の建物が隣接している。ここで頻繁に神前結婚式が行われている。さすが良縁祈願の神社だけの事はある。婚活疲れで心がカツカツになってしまう前に、縁起の良いものを見ておくのも悪くはない。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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