記事を人に教える

本駒込五丁目・駒込神明町の花街跡を歩く

記事を人に教える

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

次は駒込駅東口から南側一帯に続く「アザレア通り」沿いに進んでみる事にする。
46-50.jpg
アザレアとは日本のツツジである。駒込と言えばツツジが有名らしく、駅周辺の線路沿いに大量のツツジが植えられているのだ。春先にならばツツジが満開となるが、駅の発車メロディはソメイヨシノの原産地である当地に因んで「さくらさくら」である。
商店街の入口では大阪花博の花ずきんちゃんのパクリとしか思えないツツジ頭の微妙なキャラクターがにっこり微笑んでいる。


46-51.jpg
アザレア通りに入ると、北側のさつき通りとは異なり整備された幅広の道路に沿って商店街が広がっているものの、やはりどこかしら場末感の抜けない街並みは変わらない。
46-52.jpg
当然こちら側にも怪しげな外人エステ店がちらほら見られる。駒込も池袋文化圏という事にしておけば全て納得。山手線の北側ってみんなこんな感じだよね。
46-85.jpg
そんなアザレア通りを突っ切ると、その先で住所が豊島区から文京区に変わる。商店街らしさが抜けた辺りの一画が旧地名で言う所の「駒込神明町」となる。
この一帯は昔「神明花街」と呼ばれた花柳界があったが、私娼窟だった時期もあったという。地名の名残りは居酒屋の屋号にかすかに残っているのみ。
46-86.jpg
現在では完全にフツーの住宅地となっていて、傍から見ても花街の名残りなど見当たらない。
46-87.jpg
しかし、ある区画だけにやたら個人経営のスナックばかりが集まっている場所がある。これが辛うじて花街の名残りと言えるだろうか。
46-91.jpg
江戸川区松島の「丸健カフェー街」立川の「錦町楽天地」もそうだが、私娼窟の成れの果てがこんな感じになっている事は結構多い。
46-92.jpg
46-93.jpg
路地の奥に入るとさらにスナックがある。細い路地にびっしり張り付いているのが特徴だ。
46-88.jpg
くたびれた場末のスナック街に隣接して田端銀座商店街が見える。商店街側は北区田端、手前が文京区本駒込となっている訳だが、北区と文京区って実は隣り合っていたのか。意外だ。
46-89.jpg
花街の名残りは殆ど無い神明花街跡だが、唯一料亭だった建物が一応残ってはいる。完全に廃屋の趣きだが、一応人も住んでいる個人宅になっている模様。枯れた蔦が建物に張り巡らされていて、いささか不気味だ。
46-90.jpg
ここは「箱根」という屋号の料亭だった。わずかに花街の気品が垣間見えるだろうか。年老いてなお現役、けれど引退直前の女将さんを見ているような気分になる。
46-94.jpg
裏側から元料亭の建物を見ると「書道教室」の看板も見える。個人の家に使われている感じにしては、やはり生活感が感じられない。

The following two tabs change content below.
東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
タグクラウドから記事を探す
スポンサーリンク
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

記事を人に教える

スポンサーリンク
トップへ戻る
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.