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23区最果ての下町・常磐線「金町」駅前団地

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東京23区の北東の最果て、葛飾金町を訪れた。常磐線に乗れば隣は江戸川を跨いで千葉県の松戸、そして京成金町線に乗れば寅さんの故郷葛飾柴又と下町風情全開なゾーンな訳だがいかんせん都内の外れという事もあってなかなか行く機会のない場所だ。
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おそらく都内最強のローカル路線の一つと思われる京成金町線で金町駅を降りる。同じ葛飾区内の高砂だの立石だのに行く場合はこの電車を使う事になる。しかし15分か20分に1本しか電車の出ない貧弱路線っぷりにここが都内であることを忘れてしまう。


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しかも金町線の線路を見ると何気に単線のままだったりして田舎っぷりを実感してしまう。途中駅の柴又は寅さん効果で観光地化している事もあるが、金町線自体が柴又帝釈天への参詣路線といった趣きが強い。
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金町駅前のロータリーに降り立つとこんな下町なのに妙に不釣合いな豪華タワーマンションが建てられていたりして意外な印象を受ける。ロータリーに乗り入れするバスも京成バスばかりだし、雰囲気的には千葉県の匂いが強い。
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京成金町駅がある南口付近よりも繁華街っぽいのは北口のようなので、JR金町駅構内の自由通路を通って北口に移動する。駅前ではここ以外に常磐線の線路を抜けられる道があまりないらしく、かなり人通りの多い通路である。
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タワーマンションなんぞがおっ立つ南口とは違い、場末の下町感全開の金町駅北口。これぞ常磐線クオリティ。よくわからない雑居ビルにはサラ金と居酒屋とパチンコ屋の看板がデーン。
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隣の松戸駅とは違って地下鉄千代田線に潜り込む不便な常磐線各駅停車しか止まらない金町駅は地価が安い事もあって、駅周辺に多数外国人が流入しつつあるという話を耳にした。
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とは言え駅前の目に見える場所に限っては別に胡散臭い物件を見かける事もなくフツーに没個性的なチェーン店ばかりの商店街が続いているのみ。ツッコミどころに乏しい。
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駅前あたりは地元民向けのスーパーとか食堂とか無難な店ばかりしかない。どうやら駅から少し離れた場所がにわかに歓楽街化しているようだ。
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金町駅北口からさほど離れてない場所に公団住宅(UR賃貸)の金町駅前団地がある。4棟のうち1,2,4号棟は高層の大規模住宅となっているが一様に古臭さが際立つ。なにせ昭和43(1968)年というのだから、そりゃ古いに決まってる罠。
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この団地が出来た当時はさぞかし田舎だったのだろう、駅前なのにかなり豪快な土地の使われ方をしているのが目立つ。
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団地の入口にあった金町駅前団地の案内図。一見すると何の変哲もない図かと思ったがよーく見ると何か凄い事になっている。
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団地の案内図は、よく見ると色違いのタイルを器用に張り合わせて作られた地図だった。非常に秀逸な造りをしている。わざわざタイルで作っちゃったりするあたり、高度経済成長期のど真ん中「団地」という新たなライフスタイルに対する情熱の表れだったのかも知れない。
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だが40年も時が流れると、夢の象徴だった団地の姿も徐々にくたびれてしまい今では高齢者や身体障害者の姿がやたら多い福祉住宅と化す現状があった。一部老朽化のため新たな入居者募集をしていないらしく1号棟は特に空き家だらけになっているとか。
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どうやら金町の歓楽街的な物件はこの駅前団地の西側と南東側を中心に点在している模様。付近はフィリピンパブが非常に多い。やはり常磐線クオリティ。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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