韓流の原宿と化す「新大久保」コリアタウン見物・2012年度版 

新宿区

テレビや雑誌で連日ステマの韓流熱風が吹き荒れているらしい昨今いかがお過ごしでしょうか。新宿のお隣、日本最大級のコリアタウン「新大久保」に異変が起きている事は何度も耳にしていたが実際に訪れていなかったので、久々にやってきた。

かつて新大久保と言えば陰気臭い街の代名詞だった。戦後から有象無象の第三国人や流れ者が群がりさらに夜は街娼が立ちさらにドヤ街としての側面もあったこのアンダーグラウンドな街は、韓流熱風とやらですっかり原宿状態と化していると聞く。駅のホームに降りるとのっけから韓国産「紅酢」の広告、KARAのメンバーが出迎えている。

居る人の8割方は女かオバハンという偏った客層の駅ホームを降りて大久保通りのガード下を潜って東側に抜けると、真新しい韓流グッズ店があちこちに増えていた。しばらく来てなかったここ2年くらいでえらい変わりようだ。

以前は潰れたパチンコ屋だった韓流グッズ店の屋上にまで「韓流の町新大久保へようこそ!」と書かれた横断幕が貼られていたりする。もうここは日本領土じゃなさそうニダね。

新大久保駅から東側の大久保通りを中心にこのような韓流グッズ店が雨後の筍の如く増殖している。「原宿化」とはつまりこういう事である。

大久保通りは休日の昼間ともなると大勢の女性客が群がり、決して広くない道幅の歩道が雑踏に埋め尽くされる。

まるっきり韓流に食われてしまった日本のテレビ放送のクドさはともかくここ何年かで韓流がらみの新大久保ガイドブック本まで書店で腐る程出回っている。宣伝効果も高く毎週末大久保通りは竹下通り状態になる。

ひたすら現地人向けで近寄り難い韓国料理店ばかりだったのが原宿的な小洒落た店構えの韓流グッズ店に変わっている。ちょっとしたバブル期かも知れない。元々からあった業者に加えて続々韓国からの新興勢力が新大久保に集まっているのだ。

群がる女性客は新大久保駅を起点に大久保通りを東へ進み、最近韓国料理屋や韓国コスメ店がどんどん進出しまくっているという「イケメン通り」とやらを目指す。

道中には真新しい韓流グッズ店やトッポギやホットクなど屋台料理の店なんぞがアホ程出来ている。そしてその店の前にも行列を作って買い物袋を抱えてオバハン軍団がくっちゃべっているのだ。

最近はまともに歩道も歩けない程の混雑っぷり。ここ2、3年くらいでかなり様子が変わった。前は韓国人ばっかりだったのが今では女ばっかりになってる。オバハンと若い子と半々くらい。ある意味、今最も東京でカオス状態と化している街だ。

駅から300メートル程大久保通りを東へ進んだあたりから、職安通りに抜ける細い路地の入口がある。雑踏はその路地に吸い込まれていく。ここがイケメン通りと呼ばれているのだ。

ここも以前は単に韓国料理屋がちらほら立ち並んでいたり、怪しいホテルや韓国人向けカラオケ屋や民泊があるだけの路地だったのに、ここ最近は韓流グッズ店が続々オープンしまくっている。物凄い人口密度だ。

怪しいながらも普通の薬局だったはずの「金薬局」も店舗の大部分が貸し出されているのか知らんが韓流グッズ店が入居して様変わりしていた。どの店も売っているもの変わらない気がするんですが。

この路地だけはいつ見ても韓国本土と変わらんなあと感心させられる訳だがここ最近の変化でより一層雰囲気がそれっぽくなった。イケメン通りと呼ばれてるのは路地に面した韓国料理屋の客引きの兄ちゃんが「イケメンですね」という事らしい。むず痒いセンスだなまったく。

一方で無尽蔵に増え続ける韓流関連ショップに頭を痛めてるのは元からの住人達。これらの店は韓国から出店する業者ばかりのためゴミ捨てやマナー云々の文化的な違いでただでさえ強い軋轢がさらに強まっている。

空前の韓流バブルに湧く新大久保、といった所だが元からある店は繁盛するどころか逆で、客は人混み酷すぎな新大久保を避けるようになってむしろ商売に支障が出ているそうだ。イケメン通りの裏手の道路に出ると全く人通りが消えてしまっていて極端な風景がある。

我々取材班が贔屓していた老舗韓国料理店「昔のふる里」が潰れて無くなっていた。犬鍋(ポシンタン)が食える貴重な店だったのに…ひどいニダ…

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