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【足立区】清掃工場の煙突の下に広がる竹ノ塚の外れの団地「都営西保木間四丁目アパート」が役満状態な件

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この大都会東京でも目の前に迫り来る「高齢化」「多国籍化」という二つの大きな波、そして右肩上がりに増え続け自治体の財政を圧迫する生活保護費、その厳しい現実を生々しく実感できるのが足立区という土地であり、23区中最低の平均年収、23区中2位の生活保護率の高さ、大学進学率の低さ、区立学校給食の未払い率の高さと様々な貧困要素が揃った最強の貧民ゾーンとレッテルを貼られて久しい。

そんな足立区の中でも特に貧困層が多いと槍玉に上がる東武伊勢崎線沿線の「竹ノ塚」という街、駅前だけを見ればのっけから乱立している団地はその多くはUR都市機構の管理する公団住宅で、別にこれらはお家賃相場が安いというだけで入居者条件に所得制限はなく、別に貧乏人だけとは限らず普通のサラリーマン世帯も多く入居している。しかし竹ノ塚で真の貧困地帯と言えるのが、駅から離れた西保木間二~四丁目、竹の塚七丁目などに広がる都営住宅乱立エリアの存在だ。

今回訪れたのは竹ノ塚エリアに星の数ほどある団地の中の一つ「都営西保木間四丁目アパート」と呼ばれる一画だ。ここも高度経済成長期真っ只中の昭和42(1967)年頃に建てられた団地である。竹ノ塚駅からは徒歩10分強といったところで、道中はチャリンコにまたがる地元民が非常に多い。

1~16号棟まである西保木間四丁目アパートのうち、東武伊勢崎線の線路に最も近い16号棟のみが12階建ての高層棟となっていて他は全て5階建ての中層棟になっている。この界隈は他にも竹の塚七丁目、竹の塚七丁目第二、西保木間二丁目、西保木間二丁目第二、西保木間三丁目、西保木間三丁目第二、公社西保木間住宅といった都営もしくは公社の団地が密集している。

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足立清掃工場の大煙突が見下ろす昭和の団地タウン

西保木間四丁目アパートの特徴は、並んでそびえ立つ団地のすぐ背後に「足立清掃工場」の大煙突が高くそびえ立っているところだ。団地が整備されたのは昭和40年代になってからだが、このゴミ処理場はそれ以前の昭和39(1964)年から現在まで一貫してこの場所で操業し続けている。今となっては日本が誇る高度なゴミ焼却技術で悪臭の問題を解決しているので臭くもなんともないんですが、昔は酷かったんでしょうね。

団地の北隣にある西保木間第二公園のグラウンドから足立清掃工場の勇姿を拝むことができる。約67万5千人居るとされる全足立区民のゴミがこの一箇所にまとめられ毎日途切れなく焼却処理され続けている。東京の掃き溜めと常々バカにされる足立区の中の掃き溜めと言える場所にそびえる団地か…

高さ130メートルを誇る足立清掃工場の大煙突。兎角平べったい街並みをしている足立区広しと言えども屈指の高さを誇る人工建築物の一つである。そう、この煙突は言うなれば「足立区のスカイツリー」…

足立区の外れの限界集落。とにかく目立つ老人の多さよ

この団地も築50年が経過した年代物ということで住民の多くは例に漏れず高齢化が著しい。時折団地周辺を歩き回っている通行人を見ても、おじいさんおばあさんばかりで、若い世代はせいぜいチャリンコで連れ立って通り過ぎる地元の高校生だかの粋がったDQN軍団くらいしか見かけない。

杖なしで歩けるご老人であればまだ幸いである。大半の通行人はこのような手押し車でえっちらおっちら動き回るのがやっとの後期高齢者が中心。やはりこの団地に待ち受けているのも住民の孤独死、そして代替わりして入ってくる住民は大抵外国人世帯というオチか。

デカいパラボラアンテナが多数。中国人住民も多いか?

それを裏付けるかのように、団地のベランダにやたらとデカい衛星放送用のパラボラアンテナが据え付けられているお宅を見かけることができる。他の似たようなチャイナ化傾向にある団地でも当方は全く同じことを言っているが、これは主に中国人が自国の衛星放送の電波を拾って自宅のテレビで見るために使っているものだ。

しかもこの西保木間四丁目アパートの場合はかなり高頻度で巨大パラボラアンテナが設置されているお宅がある。足立区など東京の外れのこうした築年数が古い団地は軒並みチャイナ団地化してしまっている感がある。

足立区以上にヤバイ街並みがフツーに見られる大阪の門真団地でもこうした光景が見かけられるが、中国残留孤児やその子孫が日本に帰国しても言葉が話せず就労の機会が得られずで、結局福祉に頼りながら団地暮らしを営んでいる例は多い。足立区の場合も事情は恐らく似たり寄ったりなのだろうが、その尻拭いをさせられるのは真っ当に働きながら国民の義務をきちんと果たす大多数の納税者だ。

都内の団地最強クラスの「ネコ除け大五郎4リットル」率の高さ

あと西保木間四丁目アパートが凄いのがこれ。ネコ除けに使われている「4リットル入りペットボトル焼酎」の数が半端ないのだ。この手のボトルは重度のアル中が最後に行き着く酒で「手を出したら終わり」と言われる究極の貧民酒の一種である。メーカー、銘柄が様々あるが面倒なので個人的には「大五郎」とまとめて呼んでしまっているのだが、それをネコ除けに使っているという「団地あるある」な光景だ。

実は全く効果がないのに「ペットボトルの水が反射してネコ除けになる」という根拠の無い迷信が全国的に広まっている日本独特の風習なのだが、「効果のない迷信を信じる」「アル中御用達の4リットル焼酎の消費量が凄い」という二つのド底辺要素がこの団地の光景に現れていると思うと結構来るものがある。

極めつけにはこの光景。団地内では割と普通にやってる不法耕作の家庭菜園をぐるりと取り巻くように大五郎が隙間なく配置されている。その数、優に50本オーバーである。保木間の地名の由来も今となっては「保酒間」と呼べる現状のようです。酒で間を保つアル中が暮らす街。

西保木間四丁目アパートの渋すぎる商店街

そんな大五郎ペットボトル密集状態が見た目にも楽しい西保木間四丁目アパート14号棟一階部分に設けられた団地住民向けの商店街がまた鄙びた風情を漂わせていてオツ過ぎる件。一部廃業した豆腐屋もあるにはあるが、足立西保木間郵便局や薬局、接骨院、酒屋や食料品店などが揃っていて利用する住民は多いようだ。

アルコール類に限らずトイレットペーパーや箱ティッシュなど生活必需品の取扱いもある団地密着型酒屋「坂田酒店」。そのへんに仕掛けられているネコ除け大五郎はこの店が出処でしょうかね。

そんな酒屋の隣にある「オガタヤストアー」の店先は「カーレース」など昔懐かしのコインゲームやビデオゲーム筐体やガチャポンの数々がずらり。完全に昭和の下町に生きる子供達の放課後の風景が繰り広げられていた。ああ、まだこの団地にも子供がいたんですね…てっきり老人しか見かけなかったので…

商店街の自販機の裏側にもちゃっかり貼り付けられている公明党ポスターの存在が地域性を窺わせる。ここは貧民地帯足立区の外れ。日焼けて茶色く変色した半透明トタン板から透ける西日の光が染める昭和の団地の商店街…哀愁を漂わせる光景である。

竹ノ塚二大激安スーパーの一つ「生鮮市場さんよう」

昭和の風情が色濃く残る都営団地「西保木間四丁目アパート」に程近い場所にある食品スーパー「生鮮市場さんよう」。特に野菜や果物類がアホほど激安価格で売られていて団地住まいの貧乏人御用達スーパーとして栄えている。竹の塚一丁目と六月一丁目にある「スーパーボーヤ」と並ぶ竹ノ塚二大激安スーパーの一つだ。

ここは越谷市にある激安スーパー「マルサン」同様、民放テレビの昼のお馬鹿主婦向け情報番組などで頻繁に取り上げられている。月二回「10円まつり」と称して様々な商品が10円で販売される乞食大集合的フェスティバルを行っているのだ。惣菜や弁当類もクソ安いらしいんですが、行った時間が遅かったのか売り切れでほとんど空っぽになってました…

激安200円カレー「原価率研究所」が当都営団地から割と近い件

ところで竹ノ塚新名物としてすっかり定着した感のある新潟発激安200円カレーライス専門店「原価率研究所竹ノ塚店」(足立区東伊興3-4-16)の店舗なんですが、竹ノ塚駅から結構遠いと思っていたのだが、都営西保木間四丁目アパートや竹の塚七丁目アパートからだと割と近いことに気づいた。やはり立地条件を分かっていてその場所に出店していたんだな…

ちなみにここの200円カレーは当方も食べたことがある。その時のレポートはこのへんで読めますので興味のある方はどうぞ。


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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。
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