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【閉店】東京にたったの三軒しか残っていない蛇専門店!「救命堂」で蛇料理を食おう! (全2ページ)

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上野は場所柄大人向けのお店も多いなので、至る所に怪しいお店を見かける訳だが「蛇料理専門店」というものまである。蛇料理と聞いて中国かどっかの東南アジアだけの話だと思ったら大間違い。日本で蛇の肉を食わせる店が確かに存在していた。

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この日本においても戦前には300店舗あったというのだが、終戦後人々の暮らしが向上し清潔志向が高まったりなんかもして蛇という生き物の存在も、ましてやそれを食うという事も人々の意識の彼方に追いやられ、そして平成の世となり蛇が輸入禁止動物に指定されてから、蛇料理専門店は風前の灯となった。

だがそれでも東京の上野周辺に3軒現存しているというのだ。我々は日本において既に絶滅寸前の「蛇料理専門店」に足を踏み入れたのである!

台東区 上野

その店の名前は「上野の蛇屋 救命堂」。名前からして既に危険信号を発しているのだが店構えからして全然食欲が沸いてこないのはなぜだろう。

台東区 上野

建物屋上には「うえのヘビヤ」のネオンサイン。

台東区 上野

かなり年季の入った店舗だがのっけから「救命堂」の「命」の字だけがすっぽり抜けているのがなんとも縁起が悪い。蛇の毒で命を落とす事にならなければいいがw

台東区 上野

店の軒先にあるショーウインドウにはシマヘビさんがうじゃうじゃ動き回っておられます。これからコイツらを食うのか?我が心の内の好奇心と恐怖心のシーソーに揺られながら入店をためらう事5分。とりあえず隣の自販機でコーヒーを一杯飲んでから店の扉を開けた。

台東区 上野

店の中では店主のオヤジさんがパンをかじりながら一人でくつろいでいた。「蛇料理、いま出来ますか?」と問うと、ああどうぞ?と言った感じで応対される。それにしても、ここは飲食店なのか薬局なのかよくわからんぞ。

台東区 上野

とりあえず横のメニューに目が行くが

「縞蛇料理 五〇〇〇円」

「まむし料理 五五〇〇円」

「ハブ料理 六〇〇〇円」

これは一匹あたりの価格である。かなり高いと思うかも知れないが蛇の捕獲から流通ルートまで考えてみろ。一匹の蛇を捕る為に人の命が掛かっている。あと売られているのがまむしの粉末。蛇の他にも色々置いてあるようだが…

台東区 上野

もちろんのことだが、蛇料理屋を運営するためには東京都の許可を取らなければいけない。

黄色と黒の「特定動物」ステッカーがヤバさを掻き立てる…

台東区 上野

ショーウインドウの中で飼われているシマヘビさんも、料理されて殺されるまでは大事なペットである。ちなみにこの蛇は岐阜県某所の山中から採取しているものを使っているそうな。

台東区 上野

店の中は「個人のお宅訪問」状態になっている。物珍しげに店を訪れた我々に店主のオッチャンは色々と話をしてくれた。今では寂しい限りだが、最盛期には従業員を5人も雇っていた程繁盛していたのだそうだ。

台東区 上野

店内中央にある大きな機械は蛇をすり潰して粉末にするための機械だ。時折店にはまむし粉末を買いに来る客がいる。我々が店に居たときもお水系な韓国人のオバチャンが買いに来ていた。まあ場所柄だけにおそらく夜のお仕事の関係者なんだろう。

台東区 上野

棚にも大量のまむし蒸焼の箱が置かれている。「上野蛇屋」と書かれたオリジナルのパッケージであるが、デザインに年季を感じずにはいられない。

台東区 上野

さすがに蛇料理専門店という事もあり日常的に蛇を扱う訳で、別の店の話だが従業員が蛇に噛まれたりして命を落とした事もあるという。だから噛まれた時の為に「血清」だけは今でもちゃんと置いているのだとか。

台東区 上野

店主のオッチャンも一度小指を蛇に噛まれたらしく、その指を見せてもらったが今でも不自然な形で曲がっていた。蛇の毒で指が数倍に膨れ上がり骨が変形してしまうほど身がはちきれてしまうのだという。怖えぇぇ…

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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