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セレブの憧れ・白金台 (1) プラチナ通り<前編>

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「セレブタウン」だと噂を聞いて白金の町中を歩き回ったものの、町工場やバラックやドブ川やらが密集する超下町ばかりでどこがシロガネーゼやねん!とツッコミも入れたくなってしまうが、そもそも白金エリアで高級住宅街となっているのは丘陵地帯になっている坂の上側、住所で言うと白金2・4・6丁目と白金台となっていたのだ。
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散々下町歩きをしてきたので、そろそろ別世界へ飛んでみるかということで外苑西通りに沿ったやや上り坂の美しい並木道を進んでいく。外苑西通りとは言うが、この一帯に限っては「プラチナ通り」という愛称まである。そこはかとなく漂うスイーツ臭。
ここいらから道を通る車やら通行人やらが全く別の民族に変わってしまうのだ。変化が極端すぎる。


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起伏の激しい地形だけあってあちらこちらに階段があるが登ってみると個人の家の敷地らしいので引き返した。立体的な街並みがラビリンスを生み出している。
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歩きすぎて少し疲れたのもあるので、外苑西通りに面した、いかにもシロガネーゼ相手のオシャレなカフェ「禅カフェ」で休憩することにした。テラス席はワンちゃんも同席できる。いわゆる犬同伴カフェってやつか。さすがセレブタウンクオリティ。
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このカフェはドーナツが自慢のようなので、アイスクリームとドリンクでセットにしてみたらお会計が千円近くになりました。さすがシロガネーゼ価格です。
その代わりドーナツは濃厚でよかったです。小さすぎるけどね。

開放的空間でゆったり甘いモンを食って、少しスイーツ(笑)の気持ちが分かるような気がしたが貧民気質の東京DEEP案内取材班にとっては日常的に来たい場所だとも思えず後にする。
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綺麗に舗装された歩道に沿ってオシャレなオープンカフェやレストランが容赦なく連なっている。
さすが、道行く人には犬連れが非常に多い。さっきまでの下町は一体何だったのか、途端に現実感が無くなってしまった。
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なんか見た事もないような外車ばかり走るんですけどここは日本なんでしょうか(笑)
さすがに東京屈指のブランドタウンだけあって、乗る車一つにかけてもブランド志向が徹底している。こんな所に住んでたら恥ずかしくて国産大衆車には乗れんのか。
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プラチナ通りの途中には東大医科研こと東京大学医科学研究所附属病院(東大白金キャンパス)の入口が現れる。丘の下にある北里研究所病院も同様だが、東大医科研も福沢諭吉が私財を投じて日本初の伝染病研究所を設立したものだ。
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東大医科研の敷地を過ぎると白金台の高級ゾーンにいよいよ突入。庶民には無縁のオシャレでスイーツなストリートが続くのである。
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昼下がりのひと時を楽しむために路上に停めたセレブの自家用車もやはりどれもこれも外車ばかり。ベンツ、BMW、シボレー、プジョー、クライスラー、GM…
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プラチナ通りにはまだまだツッコミどころの多い物件がある。ガラス張りの外観と白い壁でさっぱり洗練された「白金亭」。こう見えても中華料理店です。もうびっくりですよね。
あまりに気になったので店内に入ると、中華料理屋なのにスーツを着た日本人がホテルマン並みの接客だったりして笑えてしまった。だってここはシロガネーゼ御用達ですもの。
3階建ての2階以上は高級中華レストランだが、1階のみはカジュアルスタイルで利用できる中華カフェ「茶寮白金亭」になっている。
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そういう訳で700円ポッキリの「グラスデザートセット」を注文。中国茶とデザート、焼き菓子が付いた控えめな一品。
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あまりに世間離れしたシロガネーゼの街並みにますます現実感を無くす東京DEEP案内取材班。貧民街は得意分野だが金持ちだらけの場所は居心地が悪い。そんな気分を紛らわせてくれるかのように存在する「大草原の小さな家」もとい、セレブタウンの小さなバラック。
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白金台がいつからセレブタウン化したのか定かではないが、このバラック民家の存在かつてこの辺りではデフォルト仕様だったのだろう。資本主義が街をいびつに変えてしまう典型例が見られる、港区のセレブタウン探索はなかなか奥が深い。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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