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所沢市・西武球場前にある一大テーマパーク級珍寺!「山口観音」が面白い (全3ページ)

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同じ埼玉県でも西武線沿線はどこか毛並みが異なる。浦和や大宮みたいにサッカーキチ◯イでもなく、しかも山が近い。西武線に乗って所沢駅まで行き、さらに西武球場前駅まで行くと、いよいよ車窓の風景に山が見え始めてきて、田舎臭さを惜しみなく晒す。黄色いボディの電車で辿り着いたのは西武ライオンズの本拠地、西武ドームの真ん前にある終着駅。

プロ野球観戦の乗客を運ぶ事を前提に作られた西武球場前駅のホームはやけにだだっ広い。とはいえ野球の試合がない通常時にやってくるとご覧の通りガラーンとしている。

駅の改札からして西武ライオンズ一色という徹底ぶり。ここは西武による西武のための西武の駅。西武王国所沢のもう一つのホームグラウンドなのだ。

傍らでは西武遊園地方面に接続する新交通システムタイプの列車レオライナー(西武山口線)のホームがあり、20~30分間隔という非常に緩い運行ダイヤで遊園地と球場を行き来している。

改札を出ると目の前には巨大な西武ドームの建物がそびえている。今でこそ西武球場前という駅名だけに球場しかない駅だと思われる節があるが、目の前には東京都民の飲み水確保のために作られた人造湖、多摩湖や狭山湖があったり、昔はユネスコ村があって寺の前にUFOが着陸していたりとカオスな光景が拝めた西武王国の一大アミューズメントゾーンで、埼玉県西部住民に馴染みの深い場所でもあった。

ユネスコ村も無くなった現在では観光地として訪れるきっかけもない場所で付近はすこぶる寂れまくっている。他には狭山不動尊など寺がぽつんとある程度。狭山不動尊も色々と見所のある寺だが、来た時間が遅すぎたのか既に呆気無く閉門していた。

それに、かつて観光地だった事を辛うじて留めるかのように建っている一軒のホテル。他はあまり見るような場所もなく何とも淋しい限り。昔ならば寺への参拝、初詣などでもう少し賑わっていたのかも知れないが…

ともかく今回の目的地は「山口観音」である。弘法大師開基と伝えられる程の歴史を持ち狭山不動尊と並んで立派な寺院ではあるが、かなり変わった寺だという話を聞いて、一度見に行こうと考えていたのだ。

いかにも昭和の観光地然としたゲートを見つけて、寂れまくりで誰もいない道端で発奮する取材班。

ところがゲートをくぐり抜けると古い住宅地が連なるのみ。観光地どころか完全に寂れきった田舎町でしかない。コンビニどころか個人商店の一つもない。これは淋しい。

野球の試合がない普段の時に来るとどうしようもなく寂れた場所だが、いざ試合がある時には周囲の土地持ち民家が臨時駐車場と化し、西武ドームの駐車場に収容しきれない自家用車を囲い込むために皆必死になっている姿を拝めるとか。

その先が山口観音の境内となる。入口だけを見ると大したことないかと錯覚しそうになるが、この中に入ると結構あれこれ変なものが置かれていてツッコミどころが多い。

山門を潜って階段を登って行く。丘陵地の斜面にあるためか境内には階段や坂が多い。

来た時間も夕方になっていたので既に参拝客の姿はなく、せっかくの売店も目の前でシャッターを下ろされてしまった。

山口観音は新田義貞公が鎌倉攻めの際に戦勝祈願を行った寺という事で、新田公の霊馬と書かれた白馬の像がさも大事そうに祀られている。一方の鎌倉では新田義貞軍に攻められた北条一族が自刃し葬られた腹切りやぐらが現在も生々しく残っていて、強力な心霊スポットとして名高い。

白馬自体はさすがに剥製という事もなかったので大して物珍しくもない。とっとと先へ行こう。

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東京DEEP案内の管理人です。2008年の開設以来、首都圏一都三県の街歩き情報を淡々と記録し続けております。いわゆる日陰者的物件、観光地にもならない場所、ちょっとアレな地域を見物・考察する事を趣味としております。2017年6月15日、単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を発売。
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